第1四半期の工業、マクロ経済成長への寄与度が36.3%に―中国
2025年4月18日(金)17時50分 Record China
中国の今年第1四半期の規模以上工業企業の付加価値額は前年同期比6.5%増となり電子機器、自動車、電気機械器具などの分野が成長をけん引しました。
中国工業情報化部の情報によると、今年第1四半期(1〜3月)の規模以上工業企業の付加価値額は前年同期比6.5%増となり、特に電子機器、自動車、電気機械器具などの分野が成長をけん引しました。同四半期のマクロ経済成長における工業部門の貢献率は36.3%に達したことが明らかになりました。また、民間による工業分野への投資は2桁成長を維持し、企業の業績改善や期待感の高まりを背景に、規模以上工業企業の数も増加傾向にあります。製造業購買担当者指数(PMI)は2カ月連続で拡大圏を維持しました。さらに、人型ロボット、ドローン、蛍光X線分析装置、AIエージェント、細胞・遺伝子治療薬などの先端製品で技術的ブレイクスルーが相次ぎ、産業の高度化が進んでいます。
また、中国のデジタル産業が好調に推移していることも報告されました。5GやAI大規模モデルをはじめとするデジタル技術が急速に発展し、年初の2カ月間でのデジタル産業の売上高は前年比8.2%増となりました。通信インフラの整備も引き続き進んでおり、5G基地局の累計設置数は3月末時点で439万5000局に達しました。また、ギガビット通信対応の10G-PONポート数は2925万ポート、5Gのユーザー普及率は75.9%、ギガビットブロードバンドの契約件数は2億1800万件と、高速通信環境の拡充が続いています。(提供/CRI)