ロシア外務省、北海道で陸上自衛隊が行う地対艦ミサイル発射訓練に抗議「挑発的な軍事行動で容認できない」
2025年4月18日(金)11時28分 読売新聞
ロシア外務省(2012年3月)
ロシア外務省は17日、陸上自衛隊が6月に北海道で予定している地対艦ミサイルの発射訓練について、モスクワの日本大使館に抗議したと発表した。「ロシア極東の国境付近での挑発的な軍事行動で容認できない」と主張している。
陸自は今月10日、これまで米国やオーストラリアで行ってきた地対艦ミサイルの発射訓練を国内で初めて6月に行う予定だと発表した。訓練では、北部方面隊(総監部・札幌市)のミサイル部隊が88式地対艦誘導弾の発射を計画している。
露外務省は「北東アジアやアジア太平洋地域全体の緊張を高める」と指摘した上で、「ロシアは極東での自国の安全に対する脅威に対抗するため、必要なあらゆる措置を講じる権利がある」と主張している。