「軽舟」貨物輸送宇宙船、中国宇宙飛行の日に初披露

2025年4月19日(土)6時30分 Record China

「軽舟」貨物輸送宇宙船は中国宇宙飛行の日に初披露されます。

4月24日は10回目の「中国航天日(中国宇宙飛行の日)」です。



中国科学院微小衛星創新研究院によると、この日には上海世博展覧館(上海エキスポ展示センター)で前日に始まった航天科普展(宇宙飛行科学普及展示会)会場で、中国の「軽舟」貨物輸送宇宙船の実物大模型が初めて一般公開されます。



「軽舟」貨物船計画の責任者である中国科学院微小衛星創新研究院の舒嶸副院長によれば、「軽舟」にはまず、中国の運搬用宇宙船の主力として活躍してきた「天舟」シリーズよりも小型で軽量という特徴があります。「軽舟」は重量が5トンで、搭載可能な最大重量は1.8トンを上回ります。一体化された単一船室の構造で、内部容積は27立方メートルです。また、「冷蔵流通」が大きな特色の一つで、最大で300リットルの貨物を低温搬送できます。中国の宇宙飛行士は今後、宇宙でより多く、より新鮮な青果物を食べられるようになります。



「軽舟」の第2の特徴は低コスト性です。舒副院長は、「我々は多くの技術革新と研究開発段階のプロセスの改善を進め、デジタル化、標準製品化、一体化での技術の飛躍を実現した。衛星の大量生産による規模効果を基礎にして、原材料や部品といった面から着手して『軽舟』の生産コストを削減した。このほか、打ち上げプロセスの効率を向上させ、時間コストを削減した」と説明しました。



「軽舟」の第3の特徴は商業化運用です。また、貨物輸送に利用するだけでなく、宇宙開発の新たなアイデアや新型機器、新素材などの軌道上での実証プラットフォームとして発展させる計画もあるとのことです。



中国科学院微小衛星創新研究院には、これまで衛星168基を研究開発した実績があります。(提供/CRI)

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