ローマ教皇フランシスコの一般弔問開始…ひつぎは2万人の拍手に包まれサンピエトロ大聖堂に安置

2025年4月23日(水)20時16分 読売新聞

23日、バチカンで、大勢の信徒に見守られながらサンピエトロ大聖堂に運ばれる教皇フランシスコのひつぎ=梁田真樹子撮影

 21日に死去したローマ教皇フランシスコの一般弔問が23日、バチカンのサンピエトロ大聖堂で始まった。弔問は25日まで行われ、カトリック信徒らが最後の別れを告げる。

 教皇のひつぎは、大聖堂前の広場を埋め尽くした約2万人の信徒らの拍手に包まれながら、大聖堂に運び込まれた。ひつぎは大聖堂の中央に安置され、礼拝が執り行われた。

 教皇の遺体は従来、輿こしに乗せられて大聖堂へ運ばれ、高台に安置されて一般弔問を受けていた。教会を親しみやすい存在にしようと努めた教皇フランシスコは昨年、一連の儀式を簡素化する意向を表明。ひつぎはシンプルな作りで、大聖堂でも高台を用いず安置された。

 巡礼のためバチカンを訪れていたエルミラ・メディナ・ロドリゲスさん(69)は弔問に参加し、「希望を与えてくれる教皇だった」と追悼した。葬儀は26日に行われる。(バチカン市国 梁田真樹子)

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