トランプ氏、プーチン氏に「攻撃をやめて合意してほしい」…ルビオ国務長官は「今週は極めて重要」

2025年4月28日(月)11時8分 読売新聞

トランプ米大統領(AP)

 【ワシントン=阿部真司】米国のトランプ大統領は27日、自らが仲介するロシアとウクライナの和平交渉を巡り、プーチン露大統領に向けて「攻撃をやめ、交渉の席に着き、合意してほしい」と述べ、和平案に応じるよう求めた。訪問先の米ニュージャージー州で記者団に語った。

 米国のルビオ国務長官は27日、米NBCテレビの番組で「今週は極めて重要な週になる」と強調し、米国が仲介を続けるかどうか近く判断する考えを示した。ルビオ氏は「他の重要な課題に焦点を当てるべきか判断しなければならない」と語った。露外務省によると、ルビオ氏とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は27日に電話会談し、和平交渉について協議した。

 米政権はロシアによるクリミア半島の併合を米国が法的に承認する和平案を提示しているとされる。トランプ氏は27日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がクリミアを断念するかと問われ、「そう思う」と記者団に自説を披露した。しかし、ゼレンスキー氏はクリミアがウクライナ領だとする立場を示し、米国案に反対してきた。ロシアとウクライナの溝は深く、トランプ氏は停滞する和平交渉にいら立ちを募らせている。

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