シンガポール総選挙、一党支配続ける与党が勝利…得票率65・6%でウォン首相を信任

2025年5月4日(日)11時23分 読売新聞

 【バンコク=水野哲也】シンガポールの総選挙(一院制、定数97)は3日、投開票が行われ、事実上の一党支配を続ける与党・人民行動党(PAP)が87議席を獲得して勝利した。昨年5月に就任したローレンス・ウォン首相(52)は初めての総選挙で信任を得たことになり、建国以来60年にわたって続く一党支配体制が継続する。

 地元メディアによると、PAPの得票率は65・6%で、前回選より4ポイント以上高かった。2020年の前回選でPAPは定数の約9割の議席を得たが、得票率は前々回選から大きく低下していた。今回は物価高や米国の関税措置への対応など課題が山積する中で、ウォン氏が高い得票率で勝利して政権基盤を固められるかが注目されていた。

 ウォン氏は記者会見で「この結果は激動の世界でシンガポールの立ち位置をより良くするものであり、政府への信頼と安定、確信を明確に示すものだ」と述べた。

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