中国で17の新職業と42の新職種が誕生

2025年5月13日(火)23時30分 Record China

中国で17の新職業と42の新職種が誕生した。

中国人的資源・社会保障部の8日の発表によると、越境EC運営管理者やドローン編隊飛行計画者、電子回路設計士、内装施工管理者、コーヒー加工者を含む17の職業が新職業として「国家職業分類大典」に組み込まれる計画だ。新華社が伝えた。



42の新職種には、金鑑定・査定士、撮影旅行プランナー、スマート倉庫・輸送管理者、睡眠・健康管理士、ドッグトレーナー、生成AIシステムテスター、プリザーブドフラワー制作者などが含まれる。



人的資源・社会保障部の職業能力建設司の関係責任者によると、「過去2年と比べると、今回公示された新職業の数はほぼ横ばいとなっているものの、新職種は目に見えて増え、近年で最多の42職種に達した。また、新技術が幅広く、踏み込んで応用されるようになるにつれて、もともとあった職業の職務範囲がより幅広くなり、細分化が一層進んでいる」としている。



例えば、昨年から、大規模AIモデルが継続的にアップデートされ、各種業界へのエンパワーメントが加速しているのを背景に、同業界の従事者が急増し、人材を必要とするポストも多様化している。こうした新たな動向に合わせて、今回は、職業の一つ「生成AIシステム技術者」の下に、「生成AIシステムテスター」という職種が新設されたほか、職業の一つ「アニメーター」の下に、「生成AIアニメーター」という職種が新設された。



前出の責任者は、「当司が認定した新職業は、国家職業分類大典に未収録であるものの、すでに従事者が一定の規模に達しているほか、独立していて、成熟した専門知識とスキルが求められる職業だ。社会性、安定性、独特性といった多方面において条件を満たしている」と説明する。



公示の後、意見を募集し、修正が実施された後、これらの職業は最終的に国家職業分類大典に組み込まれる計画だ。これらの職業の従事者は規定に基づき、国の関連政策に合わせた待遇を受けることができるようになる。今後、人的資源・社会保障関連当局は、相応の国家職業標準を制定し、企業やトレーニング機関などが、職業教育・トレーニング、人材評価を展開するための指導を提供する計画だ。



2019年以来、人的資源・社会保障部は6回に分けて93の新職業を発表してきた。データによると、民泊施設バトラーやライブ配信パーソナリティー、ロボット工学技術者といった新職業を選ぶ人が増えており、特に若者の間で人気となっている。



技術の新たな応用や消費の新たなニーズが次々と誕生し、市場も変化し続けているのを背景に、職業にも無限の可能性が生まれている。そして、強靭性を備え、やる気にあふれる人々が、市場の新たなニーズを敏感に察知し、自分に合った新たな道を探し求めるようになっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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