中国の若者の間で「没入型」博物館巡りが流行

2025年5月19日(月)21時30分 Record China

中国の若者の間で没入型の博物館巡りが流行しています。写真は手をつないでいる彩色陶俑(左)とネットユーザーが投稿した彩色陶俑との記念写真(右)。

中国の全国にある博物館では、2024年の年間来館者数が延べ14億人を超え、前年の延べ12億9000万人を上回る過去最高を記録しました。「博物館ブーム」は加熱しており、若者がその主力となっています。若者の参加により、一部の文化財が独自の興味深い方法で発見され、現代の若者との間で感情的な共鳴を生み出しています。



展覧会のテーマに合わせて特色ある衣装を着て没入型で展覧会を鑑賞するスタイルが、若者の博物館見学で新たなトレンドとなっています。これについて、「博物館マニア」の欧陽佳艶氏は、「異なる博物館の展示品の特色に応じて、異なる衣装に着替えることで、より没入感を得られる」と感想を語りました。



洛陽博物館で展示されている二重のまげにチークを塗った、わずか17センチの北魏時代の女性が手をつないだ彩色陶俑は、林立する人物陶俑の文化財の中で、もともと目立った存在ではありませんでした。しかし今年になり、1000年もの間手をつないでいたこの陶俑は「親友」の感情で現代と結び付き、一気に博物館で最も人気のある文化財の一つとなりました。ショート動画のプラットフォームでは、「1000年の親友と同じポーズで撮影」などのトピック再生数が1億回を突破し、コメントエリアには学者による服飾変化の説明があり、親友との写真を投稿する人も多かったです。



文化の発信は展示ホールから外部へと広がり、静的文化財には従来とは異なる「活性化」方式が生まれています。(提供/CRI)

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