世界最大級のガラスメーカー、自社向け生成AI活用環境"ChatAGC"で得られた効果は?

2025年3月13日(木)10時3分 マイナビニュース


生成AIの社内活用の浸透も進む昨今だが、世界最大級のガラスメーカーであり電子素材やセラミックスなど多様な分野で事業を展開するAGCは、同社の自社向け生成AI活用環境「ChatAGC」による効果結果を3月12日に発表した。
2023年6月に運用を開始した「ChatAGC」は、Azure OpenAI Serviceで構築され、2024年08月に社内データを連携するRAG(Retrieval-Augmented Generation/検索拡張生成)機能を導入(ニュースリリース)。権限設定された社内データと連携することで、部門ごとのユーザーに効率的な情報提供を実施している。社内向けメールマガジンや活用例を競うイベントなどを開催し、ChatAGC利用を促進してきたが、今回アンケートに基づき業務削減時間を算出し、定量的な効果測定を行っている。
2024年1月〜12月の期間で業務時間11万時間以上の創出に相当する効果があったという。おもな業務として例示するものには、アイデア創出、文書要約、インサイト抽出、文章チェック、文章分類、文章生成、機械翻訳、コード生成、情報検索、など。社内で蓄積された営業情報や顧客ニーズなどを連携する使い方や複数部門・事業間での活用など8月に導入された社内データ連携による使い方の広がりが効果に拍車をかける。
.

マイナビニュース

「AGC」をもっと詳しく

「AGC」のニュース

「AGC」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ