日本製鉄×富山大学×ENEOS、NEDOのカーボンリサイクル関連事業に採択
2025年4月18日(金)16時37分 マイナビニュース
日本製鉄は4月17日、ENEOSグローブと富山大学、日本製鉄が3者共同で進める事業がNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募した「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO₂有効利用拠点における技術開発/研究拠点におけるCO₂有効利用技術開発・実証事業」に採択されたことを発表した。
○事業の概要
2022〜2024年度にかけて3者は共同で、NEDO委託事業として、Fischer−Tropsch合成反応(FT合成)を用いたカーボンリサイクルLPG製造に関する要素技術の開発(技術コンセプトの実験的証明、研究室レベルでのプロトタイプ検証)を進めてきた。
2025年度から実施される同事業では、NEDO助成事業として、2024年度までの研究成果を基に、引き続き広島県大崎上島町のカーボンリサイクル実証研究拠点において、将来の実用化に向け、CO₂有効利用に係る実証研究(想定使用環境下でのプロトタイプ実証やその設計に必要な技術的検証など)を実施する。
同事業に取り組むことで、今後もグリーンLPGの研究開発を積極的に推進し、2050年のカーボンニュートラル社会実現に向けて貢献する構え。