楽天モバイル、衛星とスマホの直接通信サービスを2026年第4四半期に開始 料金は未定

2025年4月23日(水)22時15分 マイナビニュース


楽天モバイルは4月23日、低軌道衛星とスマホの直接通信によるビデオ通話試験に成功したと発表した。あわせて、衛星とスマホの直接通信サービス「Rakuten最強衛星サービス」を2026年第4四半期(2026年10〜12月)に開始することも発表。テキストメッセージの送受信に限らず、動画視聴やSNS、音声通話など、地上の基地局とほぼ同様のブロードバンド通信ができるのが特徴。スマホもほぼすべての機種がそのまま利用できる。料金は未定。
米国のAST SpaceMobile社と共同で開発を進めてきた衛星とスマホの直接通信サービス。地上600mの高さに打ち上げられた低軌道衛星はアンテナのサイズがStarlink衛星よりも格段に大きく、出力の小さなスマホからの上り通信を効率よく受信できるよう工夫。通常のLTE(4G)の電波を利用したブロードバンド通信が可能で、SNSの利用や動画再生なども問題なくできる。LTEの電波を使うことから、スマホ側の動作検証も不要で、ほぼすべてのiPhoneやAndroidスマホで利用できるとした。
陸地や領海のカバー率は100%で、山間部や船上など、これまで携帯電話の電波がつながりにくかった場所でも確実につながるようになる。地上の携帯基地局が圏外になったら、衛星通信にスマートに切り替わるという。平常時は楽天モバイルの契約者のみ通信できるが、災害時など特別な状況では楽天モバイル以外のユーザーにも通信を開放する可能性もあるとした。
現時点では料金は未定。楽天モバイルの三木谷浩史代表取締役会長は「料金はまだ悩んでいる」と語った。

マイナビニュース

「衛星」をもっと詳しく

「衛星」のニュース

「衛星」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ