iMessageに届いた「迷惑メール」はどう始末する? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

2025年5月4日(日)11時15分 マイナビニュース


Appleが運営する「iMessage(アイメッセージ)」は、Apple Account保有者を対象にしたメッセージサービスです。通信キャリアが運営するメッセージングサービス(SMS/MMS)とは異なり字数制限がなく、写真や動画の添付も可能です。
iMessageは、メッセージアプリで送信先にApple Account保有者を指定すると自動的に適用されます。ただし、「設定」→「アプリ」→「メッセージ」画面で「iMessage」スイッチをオフにすると、Apple Account保有者であってもSMS/MMSで送信されます。
宛先に携帯電話番号を使用するSMSは、悪徳業者によるランダム送信(機械的に生成された番号にSMSを送りつける手法)で迷惑メールが送られてくることがあります。通信キャリアの迷惑メールフィルター機能を利用するなどの対策もありますが、おいそれと変更できない携帯電話番号を使用するだけに、完全になくすことはかなり困難です。
iMessageの送受信に携帯電話番号は必須ではなく、メールアドレスも使用できます。「設定」→「アプリ」→「メッセージ」→「送受信」画面では、iMessageで宛先として使用できる携帯電話番号とメールアドレスを変更できるため、使用しないものについてはチェックを外しておきます。
送信には取得に一定の制約があるApple Accoountが必要なだけに、iMessageを使用した迷惑メールの件数は多くないものの、ゼロではありません。eメールやSMSで届いた迷惑メールと同様、決して返信しない、リンク/URLはタップしないという「徹底スルー」で対処しましょう。
なお、メッセージアプリには迷惑メール報告機能が用意されています。知らないアカウントから怪しいiMessageが届いた場合には、メールの下にある「迷惑メッセージを報告」をタップし、Appleに報告しておきましょう。多くのユーザから報告が届けば、相手のアカウント強制削除などの措置を期待できますよ。
海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら

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