LINEで最大6個のスタンプを1度に送信できる意味は? 「スタンプアレンジ機能」の意義を広報に聞く

2024年5月14日(火)14時5分 ITmedia Mobile

本機能は最大6個のスタンプを自由に組み合わせて送信可能だ。発表直後からXで話題になっている

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 LINEヤフーが5月13日から、コミュニケーションアプリ「LINE」で、「スタンプアレンジ機能」を提供している。対象スタンプの大きさや角度、位置を自由に変更できることに加え、最大6個のスタンプを自由に組み合わせて送信できる。X(旧Twitter)では発表直後から「使ってみた」「理解した」「めっちゃいい」などと好意的な声が多く飛び交った。
 一方で、LINEでやりとりする際に使うスタンプは、感情表現手法の1つであり、メッセージ1件にどんな感情があるのかが伝わりやすい、と考える。例えば、1件につき柄や表情、アニメーションの異なるスタンプを6つ送られた相手は、送り主がどのような気持ちなのかを瞬時に読み取りにくいだろう。この点についてLINEヤフーがどう考えるのか、同社広報に聞いた。
── スタンプアレンジ機能はいつから誰に向けて提供されていたのでしょうか?
広報 スタンプアレンジ機能は2024年5月8日から提供を開始した新サービスです。5月8日より先行体験を開始し、5月13日より本格提供を開始しました。「LINE」をご利用のユーザーは無料で利用することができるサービスになります(LINEスタンプによっては個別課金が必要になります)。
── スタンプアレンジ機能の提供理由を教えてください。
広報 スタンプでのコミュニケーションをより充実させるため、また、既に持っているスタンプを使ってこれまでより便利で楽しいコミュニケーション方法を提供したいと考えたことが理由です。
── スタンプを最大6つ送信できる機能は、どのような場面で役立つのでしょうか?
広報 もっと感情を大きく、または小さく表現したい2つ以上の感情を同時に表現したい時などに役立つと考えております。
 ユーザーによっては複数の感情を1つのスタンプで表現される方もいらっしゃるかと思いますが、あくまでもコミュニケーション内で利用するもののため、相手に伝わる感情かどうかという点は考慮して利用されると想定しています。
 リリース初期は遊びも兼ねて色々なスタンプアレンジ方法が試されると思いますが、「同じスタンプを組み合わせて1つの感情を大きく表現する」「異なるスタンプを組み合わせて、2つ程度の感情を表現する(例 ありがとう+よろしく 等)」の利用がメインになっていくのではと想像しております。
 そのため、6個全て異なるスタンプを組み合わせて送るような利用がメインになるというよりは上記のような利用により、ユーザー間のコミュニケーションをより充実したものにすることを想像しています。
 同社広報からの回答をまとめると、スタンプアレンジ機能は本格提供に先立ち、5月8日から提供されており、LINEスタンプによっては個別課金が必要になる。
 6つのスタンプを同時に送る意義は、色や柄などの異なるスタンプを組み合わせて送信することで、複数の言葉や文章をスタンプでまとめて表現できる、ということだ。例えば、「お気づかいいただき、ありがとうございます」という文章は、読点を間に挟み、何に対してお礼を伝えようとしているのかかが分かる一文だ。
 この一文をスタンプで表現できることで、文字入力の手間が省けるだけでなく、コミュニケーションに楽しさが加わるはずだ。ただ、送る相手やスタンプの使い方によっては、誤解を生む恐れもあるため、慎重になりたいところでもある。
●おことわり
記事中のやりとりは、文脈の変わらない範囲で体裁を整えています

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