オカンも困惑「LINE Keep終了」 もうちょっと親切に告知できないものか……

2024年5月14日(火)12時0分 ITmedia NEWS

オカン困惑

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 ITmedia NEWS Weekly AccessTop10  5月4〜10日
1 もしもブラックホールに落ちたら…… NASAが再現動画を公開 近いほど“時間がゆっくり”になる現象など解説
2 複数のLINEスタンプを組み合わせて送れる「スタンプアレンジ機能」
3 Apple、新iPad Proの動画「Crush!」について「的外れだった」と謝罪
4 「Appleに失望」新iPad Proの動画炎上 楽器やカメラをプレス機で破壊
5 新iPad Proの動画「Crush!」炎上、世界に広がる
6 大画面ディスプレイ1台 vs. 複数枚ディスプレイ──作業効率がいいのはどっち? 2009年発表の論文を紹介
7 「Pixel 8a」正式発表 7aから1万円値上げも、8に肉薄する性能 アップデートは7年保証
8 リコー「GR III」特別仕様モデルは何が変わった? HDFフィルターの写りを検証
9 太陽フレア、3日間で5回の“Xクラス” NICT「早ければ10日午後6時ごろから影響」
10 Apple、「iPad」無印モデルを値下げ 最大1万円安く
 ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は5月4〜10日までの7日間について集計し、まとめた。
 先週のアクセスランキングでは、新型iPad Proの話題が複数入った。クリエイティブツールをプレス機で破壊することでiPad Proの用途をアピールするプロモーション動画「Crush!」には批判が巻き起こり、Appleは米広告業界メディアに対して「この動画は的を外していた」と謝罪声明を送ったという。
 日本では、企業のコンテンツが炎上し、謝罪に追い込まれた場合、コンテンツは削除されることが多い。今回Appleは、明確に謝罪しつつも、動画は残したままだ。この態度を評価する声も大きい。
●「Keep終了」にオカン困惑
 圏外だが、先週は「LINE Keep」のサービス終了通知がLINEメッセージでユーザーに一斉に送信され騒ぎになった。筆者も驚いた。「LINE Keep」と「Keepメモ」を混同し、LINEメモが終わるのかと勘違いしたからだ。
 調べてみると「LINE Keep」は、トーク内容や動画、画像、音声ファイルなどを1GBまで、期間無制限で保存できる機能。いわばファイル保存・ストレージ機能で、筆者はほとんど使っていなかった。
 一方「Keepメモ」は、自分専用のトークルームにテキストなどを保存できる機能。LINEで会話するようにメモを追加できる。こちらの機能はLINE Keepより多くの人に使われているようで、筆者もユーザーの一人だ。
 今回のLINEからユーザーに届いたのは「Keepの終了・バックアップのお知らせ」というシンプルなメッセージ。「8月28日にKeepサービスの提供を終了します」などと書かれ、バックアップ方法が示されていたが、Keepがどのようなサービスなのか、Keepメモの違いは、などの説明はなく、文字だけのそっけない告知だった。
 このため、筆者のように「Keepメモ」が終わると勘違いした人も多かった。普段から利用していない人には何が終わるのかよく分からない、謎の告知になっていた。
 筆者の母からも「こんなお知らせが来ました。どうすればいいですか?」と不安げなメッセージが来た。母やおそらくKeepを使っていないので「何もしなくていいよ」と返事したが、おそらく日本中のオカンから娘や息子に「どうすればいい?」というメッセージが届いただろう。
 LINEは、売り出したい機能は大々的に宣伝するのに、サービス終了時や、ユーザーに不都合があるときは、告知を分かりにくくする傾向があると筆者は感じている。先日のLINEとヤフーの合併に関する説明も極めて分かりづらく、日本中のオトン・オカンから子ども達に問い合わせが届いた。
 LINEは、さまざまなリテラシーレベルのユーザーが使っている国民的サービスである。告知をする際は、それがネガティブなものであったとしても、誰にでも分かるような易しい表現を工夫してほしい。LINEの怠慢のせいで、ユーザーに一斉告知があるたびに、オカン・オトン対応を迫られている子ども達が、日本に数千万人いるんじゃないかな……。

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