リソース見直しも“目指す未来”は不変 - パナソニックHDの研究開発方針
2025年5月20日(火)18時38分 マイナビニュース
パナソニック ホールディングス(パナソニックHD)の執行役員でグループCTOを務める小川立夫氏は5月20日、自身が統括する技術部門を中心とした2024年度の振り返りや今後の方針について、合同取材に応じ、2024年7月に発表された「技術未来ビジョン」の現在地や、大規模施策が明らかとなったばかりの「グループ経営改革」に向けた技術部門の方針などを語った。
○「技術未来ビジョン」のもと環境技術・AIの開発に注力
2021年よりCTOとして小川氏が舵を取るパナソニックHDの技術部門は、2040年にありたい姿とその実現に向けた研究開発の方向性を示したものとして、「技術未来ビジョン」を策定した。同ビジョンでは、2040年に実現したい未来を“ひとりひとりの選択が自然に思いやりへとつながる社会”とし、次の世代への継承やパートナーの共創に取り組む上での羅針盤になるよう、目指す方向を提示。「資源価値最大化」「有意義な時間創出」「自分らしさと人との寛容な関係性」という3つの要素を軸に据え、エネルギー・資源、生きがい、思いやりがそれぞれ“めぐる”未来に向けて、技術開発を加速させていた。
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