生成AIがもたらすプログラミングの変革

2024年5月27日(月)9時5分 マイナビニュース


生成AIの台頭
AI(Artificial Intelligence)の一つに生成(Generative)AIがある。生成AIはデータや情報に基づいて新しいデータを自動的に生成する技術で、テキストのみならず画像、動画、音楽といったデータを扱うことができる。
この技術が脚光を浴びるようになったタイミングはいくつかあるが、2022年11月30日が大きなタイミングと考えられる。この日、OpenAIが生成AI技術で開発されているチャットボット「ChatGPT」を一般公開した。誰もがChatGPTと自然言語で会話できるようになり、あまりに自然なやり取りが可能であることに驚いた。
2022年11月の時点で、スマートアシスタントやデジタルアシスタントと呼ばれる音声認識および返答機能を備えたサービスは存在した。Amazon Alexa、Apple Siri、Google Assistant、Microsoft Cortanaなどだ。これらは確かに自然言語音声による命令が可能で、定められたタスクはこなすことができる。
しかし、理解できる自然言語は単純なものに限られ、その範囲はかなり狭い。さらにシンプルな1文が限界で、複雑な内容の複数の文章は理解することができない。文脈を加味した会話もできない。
スマートアシスタントやデジタルアシスタントは随時賢くなっていくことが期待されていたが、登場以降、それほど性能は改善しなかった。
2022年11月にその名が広く知られるようになったChatGPTはまるで別物だった。長く複雑な自然言語を理解し、文脈を加味し、それに対しスマートな回答を行った。英語のみならず複数の自然言語を理解し、それぞれの翻訳もこなせる。ChatGPTの一般公開は、今後社会が生成AIを通じて大きく変わることを示唆させるものだった。
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