ドコモ、住信SBIネット銀行買収を正式発表 NTTはSBIに1108億円出資
2025年5月29日(木)17時13分 ITmedia NEWS
NTTドコモ、住信SBIネット銀行を買収
提携の一環として、NTT傘下のNTTドコモが、住信SBIネット銀行(SBIホールディングスと三井住友信託銀行の共同出資会社)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得する。TOB後の持株比率は、ドコモが65.81%、三井住友信託銀行が34.19%で、ドコモの連結子会社となる。同時に住信SBIネット銀行および三井住友信託銀行との間でも業務提携契約を締結する。
また、SBIホールディングスと傘下のSBI証券、NTTドコモ、住信SBIネット銀行の4社は、「銀証連携」に関する業務提携契約も締結。住信SBIネット銀行の企業価値向上を目指し、施策の検討・協議を進めるという。
NTTドコモは「d払い」などを通じて金融サービスの拡充を進めてきたが、大手携帯キャリアで唯一、グループ傘下に銀行を持たず、サービス展開に限界があった。今回の買収により銀行業への本格参入を果たし、金融事業の強化を図る。