「FC東京に1.7億円を…」長友佑都の移籍金未払いをチェゼーナ元会長明言
明治安田生命J1リーグ・FC東京は12日、カタールW杯日本代表DF長友佑都(36)と2023シーズンの契約を更新したと公式発表している。その長友佑都はかつて2010年7月にFC東京から当時セリエA(イタリア1部)のACチェゼーナへ買い取りオプション付きのレンタル移籍により加入。ACチェゼーナ元会長が長友佑都獲得による移籍金をFC東京に支払っていないことを認めた。イタリア紙『コリエレ・ロマーニャ』が報じた。
長友佑都は2010年の南アフリカW杯で活躍すると、大会終了後にACチェゼーナへ150万ユーロ(当時約1億7000万円)の買い取りオプションが付いたレンタル移籍により加入。当時海外初挑戦にもかかわらずレギュラーに定着。2011年1月31日に買い取りオプション行使でACチェゼーナへ完全移籍した上で、名門インテルへレンタル移籍していた。
しかしACチェゼーナはレンタル料15万ユーロ(約1600万円)を含めた総額165万ユーロ(約2億1000万円)をFC東京に支払っていないと伝えられると、2012年12月にクラブ会長がイゴール・カンペデッリ氏からジョルジョ・ルガレージ氏へ交代。その後にカンペデッリ氏による不正会計が発覚していた。
ルガレージ氏は今月、カンペデッリ氏時代の会計虚偽を巡る裁判で長友佑都の移籍期に言及。「15万ユーロでレンタルしていた選手だが、(FC東京との契約には)150万ユーロで買い取る権利があった。FC東京から売却を許可するようたずねられると、シンプルな承諾で取引を成立させていた」
「しかし買い取りオプションの設定額である150万ユーロは、FC東京が前会長(カンペデッリ氏)から受け取ったことはない」と、少なくとも買い取りオプション行使額が支払われていないことが事実だと認めている。
なおACチェゼーナは巨額の負債を抱えると、2018年に給与未払い問題でリーグ登録ができず破産。現在はチェゼーナFCに改名した上で、セリエC(イタリア3部相当)でシーズンを戦っている。
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