これもWBC後遺症?「隠れ不振」が心配される「選手の名前」
扇の要として今年も活躍が期待されている中村(C)CoCoKARAnext
リーグ3連覇を狙うヤクルトが貧打に苦しんでいる。チーム打率は・185と12球団最下位、週末の広島3連戦でも期待された主砲のバットからは快音が聞かれなかった。
ここまで本塁打を2発放っているものの、4番を打つ村上宗隆は14試合に出場し、打率・188と苦戦している。
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16日の広島戦では見逃し2つを含む3打席連続三振を喫するなど低調な主砲には指揮官も奮起を促すが、チームには状態が心配されている選手がほかにもいる。
チームの正捕手、中村悠平はここまで11試合に出場、打率・139とバットは湿りがち。中村といえば侍ジャパンメンバーとして世界一にも貢献、米国と行われた決勝の舞台では、先発マスクをかぶり7人の投手の継投を見事リードしたことでも評価を上げた。
元来、勝負強い打撃には定評があり、2021年の日本シリーズでは打率・318、3打点をマークし、シリーズMVPにも輝いた。
すでにチームでは主将の山田哲人が下半身のコンディション不良のため、登録抹消となっている。ほかにもWBC組では西武・山川穂高がふくらはぎの張りのため、同じく正遊撃手の源田壮亮もすでに大会中の右手小指の骨折の影響で、現在は一軍を離れている。阪神でも守護神の湯浅京巳が右ひじの張りのため、登録抹消となったばかりだ。
WBCをめぐっては過去にもシーズン中に不調に悩まされる選手はいた。重圧から解放された一方で、短い期間での時差をはさんだ移動、大会後休む暇なくシーズンに突入すること、例年とは違う早い時期にコンディションをピークに持っていく必要があるため、少なからず反動が出てしまうことなどが理由として上げられる。特に野手はコンディションを整えることに困難を伴うともいわれている。
多くの感動を与えてくれた侍ジャパンメンバーの勇姿をファンも楽しみにしている。万全の状態に戻るまで、もうしばらく時間が必要となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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