ラッセル、接触は「レーシングインシデント」との見解。フェルスタッペンのコメントにも感心せず/F1第4戦
メルセデスのジョージ・ラッセルは、「素晴らしい人物」であるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、F1第4戦アゼルバイジャンGPのスプリントでふたりがコース上で接触したことについて「評判を落とした」と感じている。
土曜日のスプリントレースで、ラッセルとフェルスタッペンは最初の3コーナーでホイール・トゥ・ホイールの戦いをしていた。しかしターン2での接触で、フェルスタッペンのマシンのサイドポッドは大きなダメージを受けた。フェルスタッペンは怒りを覚えたが、その後ラッセルをオーバーテイクして3番手でフィニッシュした。
レース後、2度の世界チャンピオンであるフェルスタッペンは、パルクフェルメでラッセルと話し、ラッセルの説明をはねつけた。ラッセルが立ち去る時に、フェルスタッペンは彼を「ばかなやつ」と呼んだ。
しばらくしてメディアのインタビューを受けた時も、フェルスタッペンはラッセルへの非難を続け、オランダのメディアへのコメントには「プリンセス・ジョージ」と聞き苦しいほのめかしを言った。
当然ながらラッセルは感心しなかったが、彼は接触については重要視しておらず、単なる「レーシングインシデント」だったと語り、フェルスタッペンの中傷的なコメントには気分を害していることを明らかにした。
フェルスタッペンから謝罪を期待しているか尋ねられたラッセルは次のように語った。
「そうでもない。謝罪なんてまったく必要ではない」
「彼は2度の世界チャンピオンで、今の時点でもふたたび選手権をリードしている。僕は気にならないが、おそらく彼はこうしたコメントのせいで多少評判を落としただろう。マックスはすごくいいやつで、素晴らしいドライバーだから、そんな言葉を発する必要はないのに」
インシデントの映像を見る機会があったラッセルは、接触の軽さに幾分驚いた。
「正直なところ、すべてが些細なことで気が抜けた」とラッセルが語ったと『The Race』は報じた。
「明らかに接触はあった。1周目では順位の変動がよくあるからね。でも、もっとひどかったのだと思っていた」
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