総力戦を制したドジャース 延長11回の大谷翔平への申告敬遠にMLB公式が見解「この判断を責めるのは難しい」
大谷はこの試合の3回に26号本塁打を放っていた(C)Getty Images
終盤の猛攻で熱戦を制し、前日の借りを返した。
ドジャースは現地時間6月29日(日本時間30日)に行われたジャイアンツとのゲームで、延長戦の末、14-7で勝利し、今カードでの対戦成績を1勝1敗とした。ドジャースはサヨナラ負けを喫した初戦同様、この試合ももつれる展開となったものの、11回に一挙7点を挙げ、敵地での白星をもぎ取っている。
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3回の攻撃では大谷翔平の26号本塁打が飛び出し、さらに4回にも4点を加えるなど前半で6点を奪ったドジャースだったが、先発のタイラー・グラスノーが思わぬ乱調で3回5失点。5回までにジャイアンツも6点を挙げると、そこからは両チームの救援陣が失点を許さず、タイブレーク方式の延長戦に突入。
10回に1点ずつを加え、迎えた11回、ドジャース打線が本領を発揮した。先頭の大谷が申告敬遠で歩かされ無死1・2塁となると、次打者の2番ウィル・スミスから6番ジェイソン・ヘイワードまで5者連続安打で13-7と突き放した。さらに、続くミゲル・ロハスも犠牲フライでランナーが還りこの回7得点目を奪いダメ押し点を加えた。
ド派手な勝利を収めたドジャースだったが、中盤以降、ジャイアンツ打線を抑え込んだ救援陣もこの試合の立役者に挙げられる。特に、10回には7-7の同点に追いつかれ、なおも1死満塁とピンチが続いた中、8番手のダニエル・ハドソンが最少失点で切り抜けており、この場面もハイライトの1つとなった。
またこのゲームは、メジャー公式サイト『MLB.com』でもレポートしており、最終盤で白星を手繰り寄せた打線や、殊勲の救援陣の活躍を振り返っている。
その中では、「ドジャースは“総力戦”になると、本当に手強い」とこの試合の戦いぶりを評しており、「様々な局面で敗戦の可能性があった試合において、ドジャースはロースターのほぼ全員が勝利に貢献した」と賛辞を並べた。
また、大量点のきっかけとなった大谷の敬遠についても、「11回表にショウヘイ・オオタニが先頭打者となる中、ジャイアンツは2度アメリカンリーグ最優秀選手に選ばれたこの選手に四球を与えた。特にオオタニは試合の序盤にリーグ最多の26本目のホームランを打っていたことを考えると、この判断を責めるのは難しい」と論じている。
さらに、「ドジャースにとって幸運だったのは、ブルペンのほぼ全員が最高の投球を見せたことだ」と8人がマウンドに登ったリリーフ投手のパフォーマンスも高く評価。
同メディアは、「スター選手たちは10月に最も重要な時に活躍しなければならないだろう。しかし、その間、6月を終えてナショナルリーグ西地区で7.5ゲーム差のリードを保ったのは、26人全員の選手たちのおかげである」と改めてこの試合での勝利という結果を称えている。
両軍合わせて16人の投手が登板するなどまさに総力戦となったこのゲームで、前日のお返しとばかりにドジャースが戦力の厚みを見せつけ、ジャイアンツをねじ伏せた一戦となった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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