「一体どうやって」年間73本をボンズに迫る“怪ペース”だ! 大谷翔平の35号に米識者もあ然「オオタニはとにかくすごい」

ココカラネクスト2023年7月18日(火)15時0分

打った瞬間に本塁打を確信した大谷。一塁ベースを回る際には気迫を前面に押し出し、吠えた。(C)Getty Images

 ビジターチームのファンも多く詰め掛けた球場全体から「MVP」コールがこだました。割れんばかりの歓声を向けられたのは、大谷翔平(エンゼルス)だ。

 現地7月17日に本拠地で行なわれたヤンキース戦に大谷は「2番・指名打者」で先発出場。7回裏の4度目の打席で3試連続となる今季第35号を放つなど、4打数3安打2打点と出色のパフォーマンスを披露した。

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 この日、最大の見せ場となったのは、やはり7回裏の打席だ。2死一塁の局面で打席に入った大谷は、マウンドに立つマイケル・キングの“失投”を見逃さなかった。対戦直前にピッチングコーチと入念な話し合いを用いていた相手2番手右腕だったが、カウント1-2から外角へやや甘く96.9マイル(約155.9キロ)の4シームを投げてしまう。

 これを大谷は迷いなく強振。打った本人がバットをポーンと放り投げ、確信めいて見送った打球は、センターオーバーの特大アーチに。これで今シーズン初となる3試合連続の本塁打となった。

 その後にチームはサヨナラ勝利。強敵ヤンキースとの接戦を制したなかで「MVP」と両軍のファンから認められ大谷の一発には反響が相次いでいる。

 そもそも昨シーズンの自己スタッツを超えた驚愕のペースは歴史的な記録ともなっている。米スポーツ専門局『ESPN』によれば、95試合での35号到達は2000年以降でバリー・ボンズ(2001年・43本)、ルイス・ゴンサレス(2001年、37本)、クリス・デービス(2013年・36本)、アーロン・ジャッジ(2022年・36本)に並ぶものになったという。

 先発ローテーションを守りながら、年間73本を放ったボンズ、そして同じく62本塁打を放ったジャッジに迫るハイペースで打ち続ける。そんな大谷の規格外さには目の肥えた米識者たちも驚きを隠さない。

 ドジャース傘下2Aタルサでカメラ・サウンドオペレーターを務めるディラード・バーンハート氏は「ショウヘイ・オオタニはとにかくすごい。私は、一体どうやって彼がこれだけの活躍ができるかが分からない」と絶賛。さらに米データ会社『Codify』は「今夜はもう眠れない」と興奮気味に記した。

 球史に残る活躍を続ける大谷。その勢いは疲れも溜まり始める夏場に入って加速している。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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