大谷翔平「確信歩き」の特大10号…2試合連発で「10本塁打・10盗塁」到達
2025年5月7日(水)9時41分 読売新聞
マーリンズ戦の六回に本塁打を放った大谷翔平(6日)=AP
【マイアミ(米フロリダ州)=帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は6日(日本時間7日)、敵地でのマーリンズ戦に1番指名打者で出場し、六回に2試合連続本塁打となる同点の右越え10号ソロを放った。2桁本塁打は5年連続で、これで「10本塁打、10盗塁」に到達した。
1—2で迎えた六回、先頭で打席に入ると、この回からマウンドに上がった左腕ベネジアーノの初球、内角のスライダーをとらえた。高く上がった打球は、4階席に相当する右翼の上部スタンドに飛び込んだ。飛距離は403フィート(約123メートル)。大谷は打った瞬間に本塁打を確信したようで、バットを放り投げ、ゆっくりと歩き出した。
マーリンズの本拠地ローンデポ・パークは、昨年9月19日に6打数6安打10打点、3本塁打2盗塁をマークしてメジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」を成し遂げた球場。前夜は今季自己最速の打球速度117・9マイル(約190キロ)を記録する9号2ランを放ち、「本当にいい思い出が多い。去年もそうだったし、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)も含めて、本当に好きな球場の一つ」と語っていた。また一つ、強烈な一発を放った。