大谷翔平 36戦目で「10―10」到達は20年ぶり史上12人目「50―50」達成の地でまたも快挙
2025年5月7日(水)11時14分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース—マーリンズ(2025年5月6日 マイアミ)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が6日(日本時間7日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。2打席凡退して迎えた第3打席に今季2度目の2戦連発となる今季10号を放った。第4打席は同点の適時二塁打を放ち、3試合ぶりのマルチ安打をマークした。大谷が2度の同点打を放つ活躍を見せたが、チームはタイブレークの延長10回にサヨナラ負けを喫した。
1—2で迎えた6回先頭だった。2番手左腕左腕ベネジアーノの甘く入ったスライダーを完璧に捉えると、右翼上段へ一直線。打球速度109マイル(約175.4キロ)で、飛距離は403フィート(約122.8メートル)の一発だった。さらに1死後にフリーマンが中越えに勝ち越しの8号ソロを放ち、一発攻勢で一気に逆転した。
自身34試合目(チーム36試合目)で2桁10号に到達。54本塁打を放った昨季は35試合目で到達しており、昨季を1試合上回るペースでの到達となった。本塁打ペースは現時点で47本ペースだ。この日、リーグトップのフィリーズ・シュワバーが12号を放っており、トップと2本差は変わらなかったが、メジャーで今季初めて10本塁打、10盗塁に到達した選手となった。
3—4の7回1死一塁で再び大谷が快音を響かせた。4番手右腕フォーシェイに対してフルカウントから内角低めのスイパーに反応。やや態勢を崩されながらも右手一本で拾って右翼線へ運ぶと、一塁走者キム・ヘソンが俊足を生かして一気に生還し、またしても同点に追いついた。大谷はパヘスの遊ゴロで三塁に進んだが、フリーマンは空振り三振に倒れた。
チームは4—4の延長10回にタイブレークの無死二塁の攻撃は無得点に終わった。その裏の守りは先頭から申告敬遠と安打で無死満塁とされたところで、デーブ・ロバーツ監督は右翼パヘスを下げてテーラーを内野に入れ、内野5人シフトの勝負手に打って出た。しかし、勝負手も及ばずサンチェスに二遊間を破られてサヨナラ負けを喫した。
大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、開幕から36試合で「10—10」に到達したのは2005年のブライアン・ロバーツ(オリオールズ)以来20年ぶり史上12人目となった。