ニスモ片桐隆夫CEOが星野一樹の2021年限りのスーパーGT活動終了にコメント「心から感謝」
9月7日、スーパーGT GT300クラスでGAINER TANAX with IMPUL GT-Rをドライブする星野一樹が、2021年限りでスーパーGTから退くことを自身のSNSで報告したが、これをうけニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(ニスモ)は、これまでの貢献に謝意を表すとともに、片桐隆夫CEOがコメントを残した。
星野はスーパーGTのキャリアのほとんどをニッサン車で戦い、2008年、2010年にフェアレディZを駆りGT300チャンピオンを獲得。またニッサンGT-RニスモGT3の開発を務めたり、ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NDDP)でも重要な役割を果たすなど、ニッサン/ニスモのモータースポーツの発展に貢献してきた。また、キャリア初期は柳田真孝とともにニスモで働いていたこともある。
そんな星野が2021年シーズン限りでスーパーGTから退くことになり、ニスモはこれまでの貢献に謝意を表すとともに、片桐CEOのコメントを発表した。
「一樹選手は、レース活動を幅広く知るため、ドライバーとして契約を結ぶ前からアルバイトとしてニスモで働いていたこともあり、私たちニスモにとって家族のような特別なドライバーです。以来19年間もの長きにわたって、ニッサン/ニスモにさまざまな面で貢献をしてくれました。その貢献に心から感謝の意を表します」と片桐CEO。
「スーパーGTでは、GT500で活躍していただきましたし、フェアレディZでGT300クラスのシリーズチャンピオンを2度獲得してくれました。また、ニッサンGT-RニスモGT3の開発ドライバーとしてプロジェクト開始当初から携わり、同車の今日の高い競争力確保に多大に貢献してくれましたし、ドライバーとしてもスーパー耐久でのチャンピオン獲得をはじめ、GT300クラス、ニュル24時間レース等、国内外のレースで強さを引き出して活躍してくれました。さらにドライバー育成においても大きな役割を担い、一樹選手からレースの戦い方を教えてもらったニッサン系ドライバーはたくさんいます」
「今シーズンはまだ4戦ありますので、一樹選手に全力で戦っていただけるよう、私たちも最善のサポートをいたします。そして、今後もニッサン/ニスモファミリーの一員として、ともにニッサンのモータースポーツ活動を盛り上げていっていただきたいと願っています」
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