坂本勇人のコンバートで加速した原辰徳監督が描く理想布陣「秋広をファーストに」「和真のレフトはレベルは上」
原監督は将来的には秋広をファーストに入れ、岡本に外野を任せたいようだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
9月7日のヤクルト戦以降、4試合連続でサードで先発出場している坂本勇人。原辰徳監督は今シーズンはサードで起用を続ける方針なのだろう。現在ファーストは岡本和真、セカンドは吉川尚輝、サードは坂本、ショートは門脇誠で内野を固定しているが、打撃面だけではなく守備面でも安定感を覚える布陣だ。来シーズンもこの内野起用を続けるのだろうか。
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巨人OBで、かつてはヘッドコーチも務めていた岡崎郁氏のYouTubeチャンネルに原監督が出演。理想の内野の布陣についてコメントした。まず「長期展望型のチームにする必要がある。(坂本には)少なくとも130(試合)ぐらいは出てくれないといけない、という中でその選択」「和真のサードはそこそこできますが、本当の意味での守備範囲という部分からするとやや不安がある」と坂本をサードにコンバートした背景を口にする。
続けて、「僕の中では秋広がしっかりさえすればファーストに持っていきたい。和真のレフトは秋広よりはるかにレベルは上です」「秋広はここに来て非常にスタミナなどが、もう一ランク上がってくれないというところで和真がファーストにいくと守備力が上がる」という。岡本は本来はレフトで使いたいが、秋広が調子を落としているため、ファーストで起用していると説明。
そして、「今年は大勝も大敗もありますけど大体接戦なんです。やっぱり守備力ですよ。最後は1点2点を後半に争うゲーム、最後の最後までわからないようなゲームを今年している」と競り勝つ試合を増やすために守備力を意識したオーダーを組んだと考えを示す。
守備に関する話題になり、原監督は「守備力というのはある程度計算できないと。海を渡って日本で戦いに来てくれた人でも『ええ?』みたいなプレーが出てしまうとね」「僕自身がスターティングメンバーを決め責任は取るわけですから、どうみんなに説明して良いかわからないようなプレーが出るっていうのは監督として非常に切ない」と名前こそ出さなかったがボーンヘッドが多い助っ人について触れた。
巨人と言えば打撃力ではあるが、今後は守備力にも注目したくなるようなチームに変貌を遂げていくかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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