巨人新政権の顔ぶれは?ささやかれる「意外なキーマン」とは
2023年10月4日(水)11時21分 ココカラネクスト
新監督には阿部ヘッドコーチの昇格が有力視されている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
去就が注目されていた巨人の原辰徳監督が今季限りで退任することがわかった。新聞各紙が一斉に報じている。
【関連記事】巨人激震!原監督退任でチーム解体へ 注目集める「選手の名前」
昨年は4位とBクラスに沈み、V奪回を誓う中、今季は予想外の離脱者や、打線では「あと1本が出ない」勝負弱さも響いた。ここまで70勝70敗2分けの勝率5割で4位。チーム打率、本塁打ともにリーグトップの成績を誇りながら、1度も首位に立てず、18年ぶりの優勝を果たした阪神には18敗と歯が立たなかった。その裏にはピッチングスタッフの差やチーム打撃など、目指す野球ができなかったことも指摘されている。
同一監督による2年連続Bクラスは球団史上初の屈辱となり、来季まで契約を残す原監督が身を引く形となった。
そして後任には現役時代から原監督の薫陶を受けてきた阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチの昇格が有力視されている。
組閣はシーズン終了後に進められることとなるが、注目は2年連続Bクラスに沈んだチームの上位浮上を果たすために集められる布陣にある。
一発頼みではない打線の構築、救援投手陣の整備など課題が山積みとされる中、投打のチーフコーチ、阿部氏を支えるヘッドコーチの人選にも注目が高まる。
そんな中、一部でキーマンとして急浮上しているのは、二岡智宏二軍監督の存在にもある。現役時代はクリーンアップを務めるなどシュアな打撃が持ち味、引退後は独立リーグで監督を務めるなど様々な立場の選手を見てきたことで指導者として幅を広げたとされる。
最近では急成長を果たしたプロ3年目の秋広優人にも押し付け指導ではなく、自らで何が足りないかを考えさせるなど、選手それぞれに合った指導法で才能を引き出すという点も評価を高めるポイントとなっている。
今季はイースタン・リーグで優勝監督となるなど若手育成の手腕には定評もある。2年連続Bクラスに沈むチームでは世代交代が急務とされる中、若手の成長が欠かせないとあって、入閣となるか。今後も注目の存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]