巨人・赤星優志、岡本離脱の中「ピッチャーで試合をつくっていけるように」ヤクルト3連戦先陣 堀田賢慎は3戦目先発
2025年5月9日(金)5時20分 スポーツ報知
明るい表情で調整する赤星(カメラ・堺 恒志)
巨人・赤星優志投手(25)が8日、岡本の離脱したチームに勢いを呼ぶ快投を誓った。3勝目を目指して9日・ヤクルト戦(神宮)に中5日で先発。2戦目は中5日でグリフィン、3戦目は堀田が14日ぶりに先発することも判明。首位堅守へ、開幕から好調の右腕が3連戦の先陣を切る。
チームの緊急事態に普段はクールな赤星が、燃えていた。「全員で戦わなきゃいけないというのはすごく感じた。打線の軸となる人が離脱してしまったので、何とかピッチャーで試合をつくっていけるように。今まで以上に、気合を入れていきたい」。前カードの阪神戦で主砲が全治3か月の重傷を負った。今季2勝をともにヤクルト戦で挙げている“ツバメキラー”は「勝ってはいるので、大胆に勝負していければ。その中で丁寧にいかなきゃいけないところもある。メリハリをつけていきたい」と勝利への道筋を思い描いた。
雨天中止の影響でスライドした前回3日のDeNA戦(横浜)は今季最長の7回を0封。白星は手にできなかったが98球で完璧な仕事だった。中5日は今季2度目。「そこまで大きな変化はない」と、調整に不安もない。この日、G球場で赤星らと先発練習に参加した堀田は11日に先発。チーム事情もあり直近2戦は救援起用だったが、今季初先発で5回1失点と粘った先月27日の阪神戦(甲子園)後、阿部監督は「すごい粘り強く投げていた。次回もあると思う」とチャンスを与えることを示唆していた。
プロ入り後、神宮で2勝0敗、防御率1・06と好相性を誇る堀田が第3戦に控える中、カード頭を託されたのが背番号31。「4番」不在の今こそ投手陣は力の見せどころ。ここまで6戦で防御率2・18と安定感光る赤星が、まずは気迫の投球で苦境のチームを勢いづける。