TFK…DAIGOが考える巨人躍進のカギ…主砲・岡本負傷離脱、エース右腕復活なくして優勝ありえない

2025年5月9日(金)6時0分 スポーツ報知

キャッチボールで調整する戸郷翔征 (カメラ・堺 恒志)

 生まれながらのG党を自負するアーティスト・タレントのDAIGOの「巨人でDAI語」。おなじみのあの“ワード”を交えて、ファンならではの愛ある視点でジャイアンツを語り尽くします。

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 開幕から1か月ちょっとがたち、どのチームのファンも一喜一憂していることでしょう。我らが巨人はゴールデンウィークの8試合を5勝3敗で終えました。現在18勝14敗で阪神と並んで首位に立っていますが、緊急事態に見舞われました。チームの主砲・岡本が6日の阪神戦の守備時に相手選手と交錯し、左肘を負傷。全治3か月程度となってしまいました。

 今季の岡本は好不調の波が少なく、さらに頼れるなという感じが強く、ここまで3割8厘、8本塁打、25打点。3部門で上位につけて3冠王も狙えるという充実ぶりで、とにかくチャンスで回せば何とかしてくれるという「ザ・4番」の姿を見せてくれていましたが…。ですが、プレー中の負傷は仕方がないことですし、何より一番悔しいのは本人のはず。リーグ連覇に向けて大きな試練となりましたが、安心してリハビリに専念できるよう全員でカバーしていくしかありません。今はチームの強みを強調して耐え抜く時で、その強みとは僅差(きんさ)のリードを守り切れる強力な投手陣だと思います。

 まず防御率0・45でリーグトップに立ち、開幕から36イニング連続無失点のセ・リーグ記録を樹立した山崎。すでに無傷の5勝目を挙げ、昨季15勝を挙げてメジャーに移籍した菅野の穴を埋めているすばらしい活躍です。さらに井上、赤星と若手も奮闘。中継ぎ陣も8回の大勢、9回のライデル・マルティネスの勝ちパターンを軸に船迫、高梨、田中瑛らがチームを支えてくれています。個人的にうれしいのは、中川の復活。去年は故障もあって15試合の登板にとどまる本人としてもふるわない1年になったと思いますが、左リリーフの筆頭的存在になってくれています。

 と、ここまで投手事情を書いてきて、ある選手の名前がまだ出てきていませんよね。そう、戸郷です。エースとして開幕投手を務めながら、不振で2軍落ちも経験。5日の阪神戦で1軍復帰マウンドに立ち、6回3失点で負け投手にこそなりましたが、直球は150キロ台を連発するなど、キレと球威が戻ってきていることを感じさせてくれました。

 岡本が負傷する前には、ある意味で戸郷の力を借りずに首位に立っていたんです。エースが本来の力を発揮できるようになれば、それは何より強い追い風になります。混戦模様で、今季最初の正念場の5月を戦い抜く鍵は、そう「TFK」。戸郷、復活—。戸郷の力なくして、優勝はあり得ません。打の柱を欠く今、投の柱が輝きを取り戻してチームをけん引してほしうぃっしゅ!(タレント、アーティスト・DAIGO)

スポーツ報知

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