巨人・山崎伊織が今季5勝目 負傷離脱した岡本に「いつも助けてもらってばっかり」と好投誓う
2025年5月7日(水)22時50分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人6—4阪神(2025年5月7日 東京D)
巨人の5年目右腕・山崎伊織投手(26)が7日の阪神戦(東京D)で今季6度目の先発登板。5回6安打4失点(自責2)と今季初めて失点しながらも無傷の5勝目をマークした。
セ・リーグ新記録の開幕35イニング連続無失点を樹立し、この日の阪神戦に臨んだ背番号19。今カードで初戦、第2戦と2戦合計で巨人投手陣から17得点して勢いに乗る阪神打線に挑んだ。
初回を無失点に抑えて順調な立ち上がり。だが、2—0で迎えた2回に二塁を守る名手・吉川の適時失策で今季初失点して開幕からの連続無失点記録が36回でストップし、1939年に高橋敏(阪急)がマークした38回1/3のプロ野球記録を86年ぶりに更新することはできなかった。
すると、2—1で迎えた3回、今度は中堅を守るヘルナンデスが森下の左中間二塁打をファンブル。2点目も味方の適時失策で失い、山崎は自責点がないまま2—2の同点とされた。
それでも4回、この日から1軍復帰した坂本が左翼線へ適時二塁打を放って3—2と勝ち越してもらうと、山崎も自ら今季初安打を放ってつなぎ、泉口、キャベッジの連続適時打でさらに3点追加。
山崎は直後の5回、森下に4戦連発となる6号2ランを浴びて2点差に迫られたが、勝利投手の権利を得てこの回限りで降板すると、その後は中川、高梨、田中瑛、大勢、マルティネスのリリーフ陣が無失点リレーで山崎に白星を届けた。
試合後、自身の投球について山崎は「ああやって、みんなで点を取ってもらったんすけど、5回にホームランで2点取られて接戦になってしまって。ホームランはあかん場面やったんすけど…。反省ですね」と神妙な面持ち。
それでも5勝目を手にできたことについては「やっぱり勝ちがつくのはやっぱ一番いいんで。でもほんとに今日は全員で点を取れたんで。そうですね、こういう試合ってほんとに年に何回かしかないんですけど、まあ5回までしか投げてませんし、不本意ですけど、チームが勝てたんで、また来週も頑張ろうと思います」と前向きに受け止めた。
また、主砲の岡本和真内野手(28)が負傷離脱。「いつもほんとに助けてもらってばっかりなんで、少しでもピッチャーで勝てる試合をつくれるように頑張っていきたいと思います」と決意も語っていた。