「良い決断には思えない」Rソックス・ディバース一塁転向を拒否 カサス離脱で球団打診も...不信感あらわ

2025年5月9日(金)9時1分 スポーツニッポン

 レッドソックスのラファエル・ディバース内野手(28)が一塁転向を球団から打診されたものの拒否したと8日(日本時間9日)、大リーグ公式サイト「MLB.com」が報じた。

 チームでは一塁手のトリストン・カサスが左膝を負傷し、手術したことによって今季の残り試合の全休が決定。ディバースは編成本部長のクレイグ・ブレスロー氏から一塁転向を打診されたが拒否したという。

 メディアの取材に応じたディバースは「このポジション(DH)でプレーし始めて、まだ2カ月しか経っていないのに突然、別のポジションを守らなければならないのは、良い決断には思えない」と理由を語った。

 ディバースは昨季までレ軍の正三塁手だったが、チームが三塁手のアレックス・ブレグマンをアストロズから獲得したことにより、今季はDHで出場を続けている。ブレグマン獲得後も「三塁は私のポジション」と三塁にこだわりを見せていたが、最終的にチームが守備力を考慮し、ブレグマンを三塁レギュラーに選んだ。

 開幕直後は不慣れなDHに苦戦し、開幕から5試合、23打席続けて快音が響かず計15三振を喫するなど大不振に陥っていた。それでも徐々にペースをつかみ、ここまで39試合で打率・255、6本塁打、25打点。この日のレンジャーズ戦でも6号を含む2安打でチームの勝利に貢献した。

 球団からは春季キャンプ時に「基本的にDH以外のポジションでプレーはない。グラブを置いて」と言われたとも明かし、ディバースは「約束を守っていない」と球団側に不信感を募らせ、一塁転向を打診してきたことにも不満を感じているという。

 レッドソックスはこの日のレンジャーズ戦に勝利し20勝19敗でア・リーグ東地区2位に付けており、首位ヤンキースを追っている。ただ、ポジションをめぐる騒動はまだ続きそうだ。

スポーツニッポン

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