大谷翔平代理人 15年拒否しド軍と10年契約した大谷の美学明かす「物語のようなキャリアの終わりに...」

2025年5月9日(金)15時42分 スポーツニッポン

 ロサンゼルス・タイムズ紙は8日(日本時間9日)、ドジャース・大谷翔平投手(30)の代理人事務所「CAAスポーツ」のネズ・バレロ氏のドジャース入団時の契約の裏側や大谷の広告収入などについて語った。

 米カリフォルニア州内で行われたイベントに参加したバレロ氏は 大谷のエンゼルス最終年となった2023年にはエンゼルスと契約延長交渉は行わず、FAになると決めていたことも告白。「私たちはFAになる権利を行使するつもりだった」と明かした。また、FA交渉中にエンゼルスにもドジャース同様の後払い方式の契約を打診したことも明かしたが、エンゼルスはそれを拒否したことも明かした。その上で約98%が後払いとなる大谷の異例の契約を受け入れたドジャースについては「彼らは理解して、ビジョンを持っている」と称えた。

 大谷は10年総額7億ドル(決定時のレートで約1015億円)でドジャースと契約も年俸は2023年から33年までわずか200万ドル(約2億9000万円)だった。バレロ氏は大谷が異例の後払い方式の契約を各球団に打診したことにも言及し「彼はマーケティング面が非常にうまくいっていることを知っていました。彼はそれがお金のためではないことを知っていた。それは、彼を高く評価し、理解し、二刀流選手として成長することを許してくれるチームと一緒になることの方が重要でした」とFA交渉でチームを決める際に重要視したことを明かした。

 バレロ氏は大谷が望めば15年以上の契約も勝ち取れたと説明。しかし、それを望まなかった理由について「彼は物語のようなキャリアの終わりに勢いを失いたくなかったんです。それから13年、14年、15年とたって、“こいつは誰だ?一塁まで走れないんだ”って」と現役晩年まで走攻守でファンを魅了したい大谷の美学も明かした。

スポーツニッポン

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