大谷翔平代理人 広告収入が年俸の48倍、145億円と認める 40~50社からオファーも契約は約20社
2025年5月9日(金)15時37分 スポーツニッポン
ロサンゼルス・タイムズ紙は8日(日本時間9日)、ドジャース・大谷翔平投手(30)の代理人事務所「CAAスポーツ」のネズ・バレロ氏のドジャース入団時の契約の裏側や大谷の広告収入などについて語った。
米カリフォルニア州内で行われたイベントに参加したバレロ氏は各メディアなどで報じられている大谷の球場外収入について言及。「今年の広告収入で1億ドル(約145億円)以上稼いでいるのか?」とのLAタイムズの質問に「もちろんです」と認めたという。バレロ氏は大谷の交渉過程をほとんど明かさないなど多くを話さないことで知られており、同紙は「大谷の代理人であるネズ・バレロはためらいませんでした。バレロ氏は言ってみれば(大物代理人の)スコット・ボラス氏ではない」と驚きをもって伝えた。
また、大谷の現在の契約スポンサー数については詳細こそ明かさなかったが「20社ちょっと」と説明。「私が外を歩き回って企業を勧誘しているわけではありません。2021年と2022年以降は、本当におかしくなっていたかもしれない。それは彼らしくない。彼はそんなことを望んでいない。私たちは彼を過剰に露出させないようにしなければなりません。私たちはたぶん40件か50件の契約を結ぶことができたでしょう」と契約する企業を絞っていることも明かした。
米経済誌「フォーブス」は3月に大リーグの今年の長者番付トップ10を発表した。1位はこのオフにメッツとプロスポーツ史上最高額の15年総額7億6500万ドル(約1109億2500万円)で契約したフアン・ソト外野手(26)が1億2690万ドル(約184億円)で、2位はドジャースの大谷翔平投手(30)の1億200万ドル(約148億円)だった。大谷の年俸は2023年から33年までわずか200万ドル(約2億9000万円)で、球場外収入が1億ドルとされていた。球場外収入は年俸の約48倍という計算になる。