【巨人】注目集める「レフト問題」球界OBから指摘される「最後に残る選手」とは

2023年3月20日(月)12時18分 ココカラネクスト

(C)CoCoKARAnext

 開幕まで残り2週間を切り、各球団の開幕オーダーも骨格が見えてきた。そんな中、V奪回を狙う巨人の2023年版オーダーはどのような形になるのかも注目を集めている。

 「チームのフロントページ」と原辰徳監督も重視する1番打者を誰が務めるのか、またポジション別で激戦区となっているのはレフトだ。

【関連記事】「世界のKOBAYASHI」は春の珍事?覚醒は本物?巨人・小林誠司の打撃絶好調にG党大興奮!

 丸佳浩(33)が右翼にコンバート、中堅には新外国人のブリンソン(28)起用が濃厚となっているため、外野で残る1つのポジションを多くの選手が競い合い、ホットコーナーと化している。

 そんな巨人のレフト問題について球界内からも様々な考察の声が上がっている。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は19日に自身のユーチューブチャンネルを更新。

 チームの左翼手候補として、オープン戦でも好調なオコエ瑠偉(25)、広島から戻ってきた長野久義(38)、育成の星、松原誠弥(28)、昨年来日1年目ながら23本塁打をマークしたウォーカー(31)、故障から復帰を目指す梶谷隆幸(34)の名前を挙げながら今後の起用を占った。

 まず存在感を発揮しているオコエに関しては、活躍の土壌に東京出身ということで地元のチームに戻ってきたことで「生まれ育ったところで水が合う」として、のびのびプレーできているところも快進撃につながっているとした。

 さらに「巨人という球団の緊張感」もオコエにはプラスに働いている可能性を指摘。何より現役ドラフトでの移籍と、本人も「野球ができているだけで幸せ」と話すように、正にがけっぷちの立場からハングリー精神が発揮されていることも大きいとした。原監督からも評価される走塁面も含め、引き続き打撃でアピールしていくことが大事とした。

 一方で、当初は左翼の本命とされたウォーカーに関しても高木氏は「捨てがたいよ」と発言。23本塁打をマークと長打力を兼ね備えているが、課題は守備とした。コーチ陣の教えもありかなり上達したが、それでも「プロのレベルではない」とし、「守備固めがいる選手」とした。

 さらにベテランの長野に関しても、「原監督はすごく買っている」とした上で、ネックは年間通して出場できるかなど、スタミナ面を課題とした。

 様々な選手について語る中で、最終的に同氏は「巨人の野球に関してはウォーカーかな」と予想。理由としては本塁打が打てることをあげた。終盤の守備固めが必要な場合はオコエも使えるなど、状況によっては起用が変化していく可能性もあるとした。

 レフトを争う選手に関しては「本当に誰か分からないぐらいの良い争いになっているよね」と高木氏。果たして開幕左翼を射止めるのはどの選手となるのか。オープン戦の起用含め、今後も注目のポジションとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「巨人」をもっと詳しく

「巨人」のニュース

「巨人」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ