巨人・山崎伊織、オールスターファン投票第1回中間発表で1位…22日に感謝の甲子園初勝利届ける
2025年5月22日(木)5時50分 スポーツ報知
試合前、マルティネスと談笑する山崎(右=カメラ・竜田 卓)
マイナビオールスターゲーム2025(7月23日・京セラD、同24日・横浜)のファン投票第1回中間発表が21日に行われ、巨人・山崎伊織投手(26)がセ・リーグ先発投手部門1位となった。ここまでチームトップ5勝の右腕は、今季2度目の先発となる22日の阪神戦(甲子園)に向けて敵地で最終調整。「今年こそは勝てるように」とプロ5年目での甲子園初勝利を目指す。投票期間は6月22日までで、最終結果は7月1日に発表。選手間投票が同3日、監督選抜は同7日に発表され、各リーグの最後の1人を選ぶ「プラスワン投票」により同16日に31人ずつのメンバーがそろう。
ファンの期待にもっと応えたい。山崎はうれしそうに、さらなる活躍を約束した。球宴ファン投票中間発表で1位発進。「先ほど大勢くんに見せられました。『僕の方が得票数多いです』って言ってました(笑)」と甲子園での最終調整後に“吉報”を耳にした。チームの勝ち頭は「やっぱり結果を出せばしっかりファンの方は見てくれている。応援したいと思われる選手になることが大事やと思う」と言葉に力を込めた。
巨人勢は先発投手部門に加え、中継ぎで大勢、抑えでマルティネス、捕手で甲斐とセ・リーグ球団最多の4部門で1位に名を連ねた。中でも背番号19は、3、4月度の月間MVP賞に輝くなど開幕5連勝を記録。ここまで5勝1敗、防御率1・17と文句ない成績を残している。昨年は監督選抜で球宴に初選出。2年連続での出場は選手として確かなモチベーションとなっている。
ファン投票1位独走へ、まずは伝統の一戦での勝利に全身全霊を注ぐ。兵庫出身の26歳は甲子園で過去4年、通算6登板して未勝利。「今年は過去と違う自分でいたいと思っている。地元なので知っている方もたくさん来ていただける。今年こそは勝てるように頑張りたい。甲子園の独特な雰囲気、投げられる喜びを感じながら気を引き締めて投げたい」と覚悟を口にした。
前回東京Dで対決した7日は白星こそ手にしたが5回4失点で降板。15日の広島戦(マツダ)では今季初黒星を喫した。「ここ2戦打たれている。先発として試合を決めさせない投球をしないといけない。しっかり抑えたい」。投票してくれるG党への感謝を、甲子園のマウンドで体現する。