阪神・ヘルナンデス 来日初安打「満員の中でプレーしたのは初めてなので本当にうれしい」喜び爆発
2025年5月23日(金)5時15分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神2−3巨人(2025年5月22日 甲子園)
与えられた1打席で確かな存在感を示した。阪神・ヘルナンデスが来日2打席目で待望の初安打をマーク。陽気な新助っ人は喜びを爆発させた。
「下(ファーム)でいろんな方々に支えていただいて、皆さんにアドバイスをいただいた。試合は負けてしまいましたけど、自分としてはうれしい。(甲子園で)満員の中でプレーしたのは初めてなので本当にうれしい」
同点で迎えた8回に3月29日広島戦以来の出番が訪れた。先頭で代打として登場。フルカウントからの7球目だ。3番手左腕・石川の147キロ直球をはじき返し、左前に運んだ。準備万全で1軍の舞台に乗り込んできた。
この日のウエスタン・リーグ、オリックス戦で「4番・DH」として出場後に甲子園へ直行した。2打数無安打に終わったが、前日21日までは2軍戦で9試合連続安打と好調を維持。「チームのためになりたいなというのを常に思ってずっとやってきた」。敗戦の中で背番号95は明るい兆しとなった。(山手 あかり)
◇ラモン・ヘルナンデス 1996年3月2日生まれ、ドミニカ共和国出身の29歳。2014年からダイヤモンドバックス傘下のマイナーでプレーし、最高位は19年の2A。マイナー通算480試合で打率.266、53本塁打、270打点。21年からメキシカンリーグを中心にプレー。1メートル93、102キロ。右投げ右打ち