不振に喘ぐソトの希望は「ヤンキース残留」だった 米識者が仰天の内情を告白「家族が『メッツに行くんだ』と言った」
2025年5月23日(金)11時0分 ココカラネクスト

メッツで不振にあえぎ、早くも不良債権化の声すらあるソト。(C)Getty Images
早くも逆風は強まっている。昨オフにメッツと15年最大8億ドル(約1216億円=当時のレート)のメガディールを締結したフアン・ソトだ。
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23年12月に大谷翔平がドジャースと交わした10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)を大きく上回る規模の契約を交わしたソト。必然的に彼に対する期待値は開幕前から沸騰し、「活躍して当たり前」という見方は、ファンはもちろん、識者の間でも高まっていた。
ゆえに開幕から49試合で打率.243、8本塁打、OPS.803と低調なパフォーマンスには批判が集中。15年のうちの1年目にして、一部では「不良債権化した」と断じる声すらもある。
とにかくありとあらゆることが話題となっている。そうした状況下で驚きの告白をする人物も登場した。ヤンキースの試合中継を行っているスポーツ専門局『YES Network』の名物実況で、フリージャーナリストでもあるマイケル・ケイ氏は、自身のポッドキャスト番組「The Michael Kay Show」において「彼はヤンキースに戻りたがっていた」と伝えたのだ。
昨季にソトを保有していたヤンキースはメッツとのFA争奪戦において、7億6000万ドル(約1153億円=当時のレート)の巨額契約を提示するも、本拠地球場のスイートルームの無償使用権などグラウンド外の条項を付帯させなかったために敗れたとされてきた。
そうした中でソトが「ヤンキース残留を望んでいた」というのは驚きである。「メッツ側の人間は否定するだろうが、私は何時間も関係者と話した」と両球団内部の人間と接触を図ったことを明かしたケイ氏は、「彼はクラブハウスでは本当に陰気な人で、ほとんど笑顔も見せない。全く喜びを感じていない」と告白した。
では、何がソトをメッツに傾かせたのか。ケイ氏はこう続ける。
「私は信頼できる人と話をしたが、ヤンキースに戻ることはソト自身の希望だった。しかし、彼の家族が『メッツに行くんだ』と言った。彼の家族はスティーブ・コーエン(メッツオーナー)の傍にいることに安心していた。そして彼らは『いいか。メッツに行くんだ』と言った。ソトは家族の言うことをよく聞く人なんだ。今はきっと少し落ち込んでいて、ふくれっ面をしているんじゃないかな」
さらにケイ氏は「不幸せだとは言わせない」と断言。そして「もう取り返しがつかないんだから。牛乳を乳房に戻すことはできない。君はニューヨーク・メッツの人間なんだ。7億6500万ドルの契約をもらって、球団に不満を抱くなんてありえない。ただ、お金がどれだけあっても快適に過ごせるという保証はない」と指摘した。
ケイ氏が「メッツ側は否定するだろう」と言うように事実は定かではない。ただ、家族の意向を反映した末の一大決心だとしたら、ソトの不振には何らかの精神的な要素が影響を及ぼしているのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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