アロンソのペナルティが取り消し、F1アメリカGPの7位を取り戻す。アルピーヌ、再審理で勝利
F1アメリカGPでフェルナンド・アロンソがペナルティを受けたことに関連してアルピーヌが抗議を行ったため、10月28日に聴聞会が開催された。その結果、アルピーヌの抗議は受理できないと判断された。これに対してアルピーヌは再審理を請求、その結果、アロンソのマシンを違法とするハースの抗議は無効との判断が下された。アロンソはペナルティが取り消されて7位を取り戻し、それに伴い、全体的にリザルトが修正される。
アメリカGP決勝後、ハースF1チームは、レース中にランス・ストロールと接触した後、アロンソ車のミラーがぐらつき、最終的に脱落したことを指摘、危険な状態で走行していたとして抗議した。これを審査したスチュワードは、アロンソにペナルティを科すことを決め、7位のリザルトに30秒を加算、アロンソはポイント圏外へと降格された。
これを不満に思ったアルピーヌは、安全性に留意して適切に行動していたこと、FIAはレース中に警告を出しておらず、レース後のマシンをチェックして合法と認めていることを強く訴えた。その上で、ハースの抗議が期限を過ぎて提出されたことから、この抗議は受理される資格を持たず、ペナルティは無効であるとの主張に基づき、不服申し立てを起こした。
メキシコGP木曜に、アルピーヌの抗議が受理される資格があるかどうかを判断するための聴聞会が実施された結果、スチュワードは受理できないとの決定を下した。
アルピーヌが主張するように、ハースの抗議は期限から24分遅れで提出されたが、スチュワードはハースが期限内に抗議を提出することは不可能だったと判断し、レギュレーションに認められた権限において抗議を受理した経緯があった。アルピーヌは、ハースは期限内に提出することは不可能ではなかったと主張し、抗議を提出、しかしスチュワードは、いくつかの理由から、この抗議を受理することはできないと決定づけた。
スチュワードの声明には、スチュワードが下した決定に対して『抗議』を提出することは不可能であり、アルピーヌの抗議はハースの抗議に対する決定が発表されてから68分後になされており、規定時間を超えていることが理由として挙げられた。一方、新たな証拠を見つけた場合には、レース終了から14日以内にスチュワードに再審理の請求を行うことも可能であるとの指摘を受け、アルピーヌはすぐさま請求を行ったため、それに関する聴聞会が、引き続きメキシコ木曜夜に実施された。
スチュワードは、再審理の請求を受理した上で、改めて調査を行った結果、ハースが期限内に抗議を提出することが「不可能」だったとはいえないと認め、ハースの抗議には受理される資格がなかったと判断、従って、それに対する裁定は無効になり、アロンソへのペナルティは適用されず、F1アメリカGPの決勝結果は修正されるという裁定を下した。
一方でスチュワードは、ダメージを負ったマシンが走行し続けることが許されたことへの懸念を抱いており、今後の改善が必要であると述べている。FIA会長はブラック&オレンジフラッグの使用についての見直しを開始しているということだ。
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