SF23が鈴鹿サーキットをまさかの逆走。佐藤琢磨と中嶋一貴がデモランでファンを沸かせる
10月29日、三重県の鈴鹿サーキットで開催されている全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦のピットウォーク中、スーパーフォーミュラSF23の2台の開発車両で、ともに元F1ドライバーであり、インディ500ウイナーである佐藤琢磨、ル・マン24時間ウイナーである中嶋一貴のふたりがデモランを行った。しかも、サプライズで鈴鹿サーキットを逆走。なかなか観ない光景を披露しファンを驚かせた。
2023年のスーパーフォーミュラ最終戦となる第9戦鈴鹿は、朝から多くのファンがサーキットに訪れ、8時50分から行われた公式予選から白熱のアタックバトルが展開されたが、決勝に向けさらに盛り上がりを高めるべく、世界で活躍してきた佐藤琢磨と中嶋一貴のふたりが登場し、SF23でデモランを行った。
琢磨はインディカー・シリーズで使用するレーシングスーツ、一貴はWECで使用するスーツで登場し、ファンに笑顔で手を振ると、さっそくSF23開発車両に乗り込んだ。ホンダエンジン搭載の“白寅”には琢磨が、トヨタエンジン搭載の“赤寅”には一貴が乗り込み、まずはメインストレートから発進。琢磨は初めてのSF23で、ヘアピンでブレーキをロックさせるシーンもあったが、さすがにすぐに順応。2台はポジションを入れ替えながらほぼ2周をこなした。
サプライズとなったのは2周目の日立Astemoシケイン手前。ここにあるショートカットに入っていった琢磨と一貴は、東コースを逆走しはじめた。驚きの声を上げるピエール北川アナウンサーの名調子とともに、スタンドにはどよめきと、観たことがない光景に対する笑い声が起きる。
S字を抜け、メインストレートを駆け上がった2台は、そのままシケイン、130R、スプーン……とコースを駆け抜けていく。特に琢磨のペースが速く、一時は一貴をリードするシーンも。コースを逆に走る映像は実に新鮮で、ふたりは逆走のままチェッカー。笑顔でSF23から下りた。
「僕たちが走っても『遅い』って言われちゃうから(笑)、無理言って逆走させてもらいました」と琢磨。また一貴も「すごく楽しかったんですけど、琢磨さんが速すぎて『マジか』と思ってました(笑)」と笑顔をみせた。
ちなみに、実は事前にリハーサルしていたという一貴によれば逆走はやはり怖さがあるようで、特に「シケイン、200R、NIPPOコーナーがすごく怖い」とのこと。大ベテランのふたりにとっても、新鮮な体験になったようだ。
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