「勝者を待っている」悪童ネリが井上尚弥vsタパレスの勝者に挑戦状
ネリにとって井上戦は待望の試合だろう(C)Getty Images
世紀の一戦が迫る中、「悪童」がベルトへの挑戦状を叩きつけた。
ボクシング元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(メキシコ)が12月26日、東京・有明アリーナで行われる、井上尚弥(大橋)とマーロン・タパレス(フィリピン)による世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦の勝者に挑む意欲を示したことが伝えられている。
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ネリは今年2月にアザト・ホバニシャン(アルメニア)、7月にフローイラン・サルダール(フィリピン)をそれぞれTKOで下しており、現在はWBCスーパーバンタム級1位にランクされている。11月に行われたWBC年次総会において、井上とタパレスによる統一戦勝者への指名挑戦者に決定し、ベルトを視界にとらえている状況だ。
米国ボクシングサイト『BoxingScene.com』では現地時間12月10日(日本時間11日)、年末のビッグマッチを見据えたネリのコメントを掲載。「ルイス・ネリは、年内に行われるジュニア・フェザー(スーパーバンタム)級4団体王座統一戦に最も注目している選手の1人だろう」と記し、その上でネリが「勝者を待っている」と語ったと紹介している。
トピックの中では「この元2階級制覇王者は、12月26日に東京・有明アリーナで開催されるナオヤ・イノウエ対マーロン・タパレスの4階級制覇戦の勝者と最初に対戦することが確実視されている」としており、2021年のブランドン・フィゲロア戦での黒星を喫した後、現在まで4連勝中であることなども説明している。
これまでもネリは「モンスター」との対戦を熱望するコメントを発してきている。だが、体重超過となった2018年3月の山中慎介戦以降、現在まで日本国内での無期限活動停止状態だ。それでも、日本人ボクサーとは何かと因縁もあることから、井上戦を望むファンの声も少なくない。
果たして、ネリが世界中からの注目を集めるメガマッチの勝者と拳を交える機会は訪れるのだろうか。そして、「問題児」の次戦の行方は、すでに多くの人々から関心が寄せられている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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