中国四川省でM6大地震発生、人工地震の可能性は? 次は日本か、影響は…6月21日の地震予知が怖い!
画像は、GettyImagesより引用
6月17日現地時間午後10時55分、中国四川省でマグニチュード6.0の強い地震が発生した。報道によれば、少なくとも11人が死亡、122人が負傷したという。建物が倒壊するなど大きな被害が発生しており、現地では余震が続く中、今なお救助活動が行われている。
■人工地震の噂も…
四川省では2008年にもM8.0の四川大地震が発生しており、世界的に見ても近年地震が多発している地域の一つである。多発する地震の原因について、現地では「人工地震ではないか」という疑惑が持ち上がっており、今年3月にも住民が抗議活動を行う騒ぎになっている。この疑惑についてはトカナでも過去に取り上げており、「アメリカ地震学会」が発行する地震学関連の権威ある学術誌『Seismological Research Letters』では、2008年の四川大地震も人工地震ではないかと掲載されていることを記した。
研究を指揮した4名の英国人学者グループによると、「人間の営みによって誘発された地震のうち、最も多いものが鉱業資源の採掘とダム建設に起因するもの」だという。(中略)四川大地震については、以前から「ダム誘発地震」ではないかと噂されていたが、震源から約5.5km、動いた断層から500mの至近距離にある紫坪埔(しへいほ)ダム(四川省都江堰市)の貯水が大地震を誘発したのではないかという。2006年に建設された同ダムの高さは500m、貯水量は3億トンにのぼり、日本最大となる徳山ダムの約2倍だ。この水の重量によって付近一帯の応力が変化したうえ、もともとダム直下の断層でひずみがたまっていたこともあり、地震の発生が早まったというのだ。(百瀬直也による過去記事から引用)
人工地震はダム建設のほか、シェールガスの採掘によっても引き起こされるといわれており、世界各地で疑わしい地震が数多く起きている。もちろん日本も例外ではなく、過去の大地震のいくつかは人工地震の可能性が指摘されている。
■日本でも連鎖的に地震が起こる可能性が…
さて、トカナでもおなじみの地震研究家百瀬直也氏は、中国四川省で大きな地震が起こると、それと前後して日本でも大地震が起こる可能性が高いことを過去に指摘している。
データを解析してわかる傾向は、日本で先に地震が起きる場合、それから数日以内というごく短期間に四川省でも大地震が起きるケースが多いということだ。逆に、四川省で先に地震が起きる場合は、数カ月以内に日本でも大地震が起きる傾向があるように思われる。
これはつまり、近いうちに日本でも大きな地震が起きる可能性が高いことを示している。また不気味なことに、オランダの地震予知研究家フランク・フッガービーツ氏も月・水星・火星・土星の天体配置によって21日(金)までに最大でM7以上の地震が起こる恐れがあると警告している。
日本では、いつ巨大地震が起きても不思議ではなく、準備と警戒を怠ってはならない。今一度家の中を点検し、非常事態に備えよう。
(編集部)
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