銀河連邦ヒーロー&宇宙的スイーツ大集結! 小惑星探査機「はやぶさ」の故郷・相模原で超絶ギャラクシーなイベント開催中
神奈川県相模原市が、「宇宙を身近に感じられるまち」であることをご存知だろうか。
何を隠そう、JAXA(宇宙航空研究開発機構)相模原キャンパスを擁しているからである。そんな相模原市では今、宇宙にまつわる何とも面白いイベントが実施されているらしい──2023年6月、Jタウンネット記者はそんな噂を耳にした。その名も、「はやぶさWEEK」だ。
「はやぶさ」といえば、小惑星「イトカワ」での調査を終えて2010年6月13日に地球に帰還した小惑星探査機である。JAXA相模原キャンパスでは、宇宙に関する研究やロケット、人工衛星の開発が行われており、「はやぶさ」の開発・運用も実施された。
いわば「はやぶさ」のふるさとでもある同市では、「はやぶさ」が帰還した6月13日を「はやぶさの日」と定めている。そしてさらにそれに因んで6月11日〜18日の一週間、イベントを開催しているようだ。
イベントのポスターには、何だか「ヒーロー」が集結しているが......一体、どんなイベントなのだろうか。記者は13日、相模原市に話を聞いた。
「銀河連邦」のヒーローが集結
取材に応じた同市観光・シティプロモーション課の担当者によると、「はやぶさの日」を記念したイベントの開催は2013年から実施しており、今回が初めてではない。
「幾多の困難を乗り越えて小惑星『イトカワ』の表面物質搭載カプセルを地球に持ち帰ることに成功した『はやぶさ』は、多くの人々に感動と勇気を与えました。そんな『はやぶさ』の開発・運用に携わった人々の『あきらめない心』『努力する心』を全国に伝えていこうと考えました」(担当者)
そこで、相模原市をはじめJAXA研究施設が立地する国内の7市町で「宇宙平和の一翼を担うとともに、人々の笑顔あふれるユートピアの創造」を目指す「銀河連邦」なる組織が作られ、2012年には6月13日を「はやぶさの日」と定め、翌年から記念イベントを開催した。
2023年度(令和5年度)の記念イベント「はやぶさWEEK」では、相模原市立博物館にてそんな「銀河連邦」加盟国に因んだ「銀河連邦ヒーロー」が登場。ヒーローによるグリーティングや写真撮影などが行われるとのことだ。
「宇宙を身近に感じられるまち」を満喫してほしい
「はやぶさWEEK」に関連したイベントの中で、記者が一番気になったのが「銀河連邦ヒーロー×宇宙を感じるさがみはらスイーツ」だ。
「はやぶさWEEK」期間中、市内各所の協力店で宇宙をイメージした創作スイーツを販売するという。
はやぶさをモチーフとしたケーキや小惑星リュウグウに似たまんじゅうなど、洋菓子から和菓子まで、かなりギャラクシーなスイーツが揃っている。
担当者によると、相模原市ではかねてより、市内各スイーツ店の紹介や各店による「はやぶさ」をイメージしたスイーツの開発・販売イベントなどを行ってきた。今回の創作スイーツ販売は、そうした経験を活かしたものだ。
「今回、『はやぶさWEEK』にあわせて『はやぶさ』をイメージしたスイーツを限定販売することで、スイーツを味わいつつ宇宙に思いを馳せていただく機会とするよう、各協力店にお願いし実施することとなりました」(担当者)
なお、対象のスイーツを購入した人は特製銀河連邦ヒーローカード(全7種類)が1枚もらえる。各店舗3種類の中から1つ好きな絵柄を選ぶことができ、全7種を集めるとスペシャルなカードも進呈されるそうだ。
「はやぶさWEEK」では、この他にも様々なイベントが用意されている。担当者はこのイベントを通じて、「『宇宙を身近に感じられるまち・さがみはら』を満喫してほしい」と思いを語った。
広大な宇宙に思いを馳せ、カッコいいヒーローにワクワクしながら、甘いお菓子を頬張る。
誰しもが童心にかえれそうなそんな時間を過ごしたい人は、相模原へ。開催場所や日時は各イベントによって異なるので、興味がある人は事前に相模原市公式webサイトなどをチェックしてほしい。
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