なぜ早期発見が大事なのか? 番組取材で乳がんが発覚した山田邦子さんの「視点」
現在では2人に1人ががんにかかるともいわれている。寿命が伸びたと同時に食生活などライフスタイルの変化によって、がん患者も増加しており、定期健診の重要性も広く説かれている。
とはいえ多くの人々が「忙しいから」「タイミングが難しい」「検査内容に不安がある」など、様々な理由をあげて、健診を先延ばしにしている実態もあるといわれる。特に女性に多い「乳がん」「子宮頸がん」などは最近では若い年代にも発症者が増えているとされ、注意が必要だ。
そんな中、タレントの山田邦子さんは期せずして、乳がんが発覚した経験を持つ。
テレビ番組の取材で早期の乳がんがわかったのだ。そのときの心情を自身の公式YouTubeチャンネル「山田邦子 クニチャンネル」で「自分がまさか、なるわけない」と思ったと振り返っている。
同ユーチューブでは芸能界の健診事情についても触れている。放送作家の野々村友紀子さん、女性専用の健診施設「クレアージュ東京レディースドッククリニック」浜中聡子院長との対談の中で、芸能人は日々スケジュールも変わることで、なかなか健診に足を運べていないとしながら、「まさか自分が病気になるとは思ってない」と、病気を「自分ごと」として捉えられていないことが課題とした。
また自身は番組で検査をしたことで早期の乳がんがわかったことで、その後、ピンクリボンの活動にも積極的に従事している。この点についても「これは使命だと思っています」と芸能人という比較的多くの人にメッセージを届けられる特性を生かして、乳がん早期発見の啓蒙に努めているという。
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一方で乳がん、子宮頸がんにせよ、早期発見で治療を始めれば、治りも良いとされる。自治体で行っている各健診の利用や、またセルフチェックに取り組む習慣をつけることも大事とされる。
乳がんのセルフチェックといえば、具体的にはお風呂上りなどに①鏡の前で左右の乳房の大きさや形に変化がないかをチェック②乳房全体をさわって、しこりの有無をチェック③乳首から分泌物が出ていないかをチェックするのも有効とされる。
同ユーチューブで対談した野々村さんも山田さんの経験談をきっかけに、セルフチェックとして有効な入浴時の乳房検査などを取り入れていると話した。
乳がんの好発年齢とされる30代後半〜50代といえば女性は家庭や仕事、育児、介護とまさにフル回転の活動を続ける時期と重なる。忙しさにかまけて「また、今度」と自身の体のことは後回しになっていることで発見が遅れる人も少なくないとあって、あくまで「自分ごと」として、年に1回の定期健診は組み込んでいきたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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