巨人・菅野 開幕投手「内定」もささやかれる「不安材料」

2023年1月2日(月)11時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 V奪回を目指す巨人で今季の開幕投手について原監督は「新しい人が出てくるというのも凄く重要なこと」と若手投手たちが競争に加わることを望んでいる。

 「本命」は過去にも開幕投手を務めた菅野だ。若手エースに成長した戸郷はWBCメンバーに内定とあって、開幕には間に合わないと見られている。

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 2022シーズンも開幕投手を務め、5年連続8度目の大役を務めてきた右腕に関しても近年はプロ野球人生の過渡期を迎えている。

 コンディション不良から4度の出場登録抹消を繰り返すなど、苦しんだ2021シーズン。迎えた2022シーズンも好不調の波が激しく、二軍落ちも経験。23試合に先発し、10勝7敗、防御率・3・12の成績に終わった。この成績に関して菅野自身、「まだまだ期待してもらっている分、もっと上を目指さないといけないと思う。まわりも納得できる成績を残したい思いが強いです」と話している。

 戸郷など若手も台頭しているが、やはりベテランの力は欠かせない。原監督もキーマンにあげる中、不安材料もささやかれている。

 「どんどんと腕が下がってきている。本来は高い位置から叩きつけるように力感あるボールを投げられていたのが、腕が下がってきたことでボールが見やすくなるなどの弊害が出ている」(球界関係者)

 かつては沢村賞にも輝きメジャー挑戦と常に高みを目指してきた菅野。来季に向けても「200イニング、15勝」と高い目標を掲げている。

 すでに先を見据えて、次世代エースにアドバイスを送るなど、フォア・ザ・チームの役割も評価されている。V奪回が至上命題となる今季、菅野がフル回転できるかでチーム浮沈の鍵を握りそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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