大谷翔平と山本由伸のW獲りは「問答無用でA評価」 ドジャースの驚愕1682億円補強に米放送局も最高評価!

2024年1月3日(水)6時0分 ココカラネクスト

世界的な注目を集めた大谷と山本の獲得。これを遂行したドジャースに対する評価は計り知れない。(C)Getty Images

 昨年末、球界に世界的な娯楽を提供したのは、ドジャースの大型補強だったのは記憶に新しい。メジャーリーグで屈指の“常勝軍団”は勝利のために惜しみない投資を行った。

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 まさに仰天と言える札束攻勢だった。現地時間12月9日に大谷翔平と10年総額7億ドル(約1015億円)のプロスポーツ史上最高額となる契約を成立させると、7日後にはレイズからトレードで獲得していたタイラー・グラスノーと5年1億3500万ドル(約195億7500万円)で新契約にサイン。そして、21日にはポスティングでメジャー移籍を狙っていた山本由伸を12年総額3億2500万ドル(約471億2500万円)で獲得した。

 いずれも今オフのメジャーリーグにおける移籍市場でも“目玉”とされるタレントたちだ。無論、投じた経費は凄まじい。ドジャースが約1か月間で支払った金額は、単純計算で総額11億6000万ドル(約1682億円)にのぼった。ただ、一部のファンから反感を買うほどの投資には「この10年間を成功だと思っていない」という球団の本気度も滲み出た。

 人気銘柄を矢継ぎ早に手中に収めたドジャース。ゆえに今冬の移籍市場での立ち回りに対する評価はうなぎ上りだ。米スポーツ専門局『CBS Sports』は、今オフのメジャーリーグ30球団の補強を採点する企画において「もしも、今、モヤモヤとした気分を抱えているのなら、それはこのオフシーズンが不平等なペースで進んでいたからだ」と指摘。「ショウヘイ・オオタニとヨシノブ・ヤマモトの交渉が長期化したことで、他の市場は氷漬けになった」と総括している。

 ただ、ドジャースには最大級の評価を下している。同局は「24年に入ってまだ多くのことが変わる可能性がある」としつつも、同企画で最高の「A」と採点。そして次のように理由を記している。

「私たちにはルールがある。それは、そのオフの目玉とされるフリーエージェント(FA)選手2人と契約すれば、問答無用で『A』評価とするというものだ。驚くべきは、レイズからタイラー・グラスノーを獲得したことが余計なことのように感じられるところだ。これはオオタニとヤマモトがいかに優れた選手なのかを物語っている。ドジャースは『低迷した年』と言われた23年に100勝を挙げた。そうしたことを考えても、現時点で優勝パレードを行えると見るのが妥当だろう」

 希望に満ちたシーズンの開幕に向け、順調な滑り出しとなっているドジャース。今オフは、パドレスからFAとなった大物守護神ジョシュ・ヘイダーの獲得も囁かれており、まだまだ話題は尽きなそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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