注目集めるWBCメンバー「最強侍」の裏で線上にささやかれる「選手の名前」

2023年1月4日(水)12時8分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 今年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のメンバー選定に注目が高まっている。

 すでにメジャーからはエンゼルスの大谷、パドレスのダルビッシュ、カブスの鈴木が参加を表明。NPBでも一部選手には「内定」が届いているというが、ボーダー上にいる選手にも注目が集まっている。

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 登録30人という狭き門の中で、投手では日米通算190勝をマークしている楽天・田中も参加を熱望している一人だ。日本球界復帰2シーズン目となった2022年は25試合に登板し9勝12敗、防御率3.31。過去にはWBCで世界一に輝いたメンバーであり、経験豊富な右腕が果たしてメンバー入りを果たせるかも注目ポイントとなりそうだ。

 野手では意外にもジャパンの有力メンバーとして知られる、ソフトバンクの主砲、柳田も当落線上にいる。注目を集めていたカージナルスの日系2世選手、ラーズ・ヌートバー外野手の代表入りが確実となったためだ。

 ヌートバーはメジャー2年目となった昨季、108試合で打率・228、14本塁打、40打点、出塁率・340。守備では強肩も武器とされる。一方の柳田は2022シーズンは117試合に出場し、打率・275、24本塁打、79打点。本塁打、打点ともにチームトップの成績はさすがだが、以前のような爆発力は薄れているという見方もある。外野手ではほかにもレッドソックスにポスティングで移籍した吉田正尚、日本ハムからFAでソフトバンクに移籍した「安打製造機」の近藤もメンバー入りすると見られており、外野手部門も狭き門となりそうだ。

 さらに内野手部門では、こちらも侍ジャパンの常連メンバーであるヤクルトの山田も当落線上と見られている。トリプルスリー男として知られる山田も昨季は苦しんだ。打率・243は自己ワースト。日本シリーズの舞台でも不振が目立ったとあって、果たして本来の姿を取り戻せるかがメンバー入りのカギを握りそうだ。

 内野ではほかにも巨人・坂本、岡本和もメンバー入りできるかは微妙な状況となっている。

 ただ何が起きるか分からないのが国際大会とあって、「最強侍」をしっかり支えるバックアップメンバーの選定も大事とされる。

 2009年の第2回大会以来の栄冠に手が届くか。1月下旬にも正式発表される見込みのWBCメンバーの内容次第で悲喜こもごものドラマが生まれそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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