注目対決は神村学園制して準決勝へ!福田逆転弾、2年FW西丸躍動 前回王者・青森山田敗退

2023年1月4日(水)15時47分 サッカーキング

逆転ゴールを決めた福田 [写真]=野口岳彦

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 第101回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が4日に行われ、青森山田(青森)と神村学園(鹿児島)が対戦した。

 前回王者の青森山田、福田師王や大迫塁といったタレントを擁する神村学園という今大会の注目を集める両校。序盤から強度の高い攻防が見られる。11分、神村学園は中央でボールを受けた西丸道人が左足のミドルシュートで狙うが、ゴールわずかに左へ。一方の青森山田も16分、左サイドの深い位置からのクロスを小湊絆がゴールに近い位置で頭で合わせたが、ゴール右にシュートは外れた。

 一進一退の展開が続く中、迎えた34分。青森山田は小湊が高い位置でボールを奪いきると、右サイド深い位置まで突進。ペナルティエリア内からマイナスクロスを出すと、中山竜之介が収めてから右足で蹴り込んで、先制点を獲得する。前半は青森山田の1点リードで折り返す。

 1点を追う神村学園は後半、押し込む時間が増える。56分、神村学園は自陣からのロングボールを福田が競り合いで落とし、ボールを拾った西丸がピッチ中央をドリブルで持ち上がると、そのまま左足でシュートを決めて同点とする。

 勢いに乗る神村学園は60分 自陣からパスをつないでカウンターへ。再び西丸が中央をドリブルで持ち上がると、並走していた後半投入の名和田我空に渡し、リターンを受けてからエリア内から左足でシュート。これはブロックされたが、こぼれ球を福田が左足でプッシュして、一気に逆転に成功する。これが決勝点となり、神村学園が2−1で勝利した。

 勝利した神村学園は、国立競技場で7日に行われる準決勝で、岡山学芸館(岡山)と対戦する。

【スコア】
青森山田 1−2 神村学園

【得点者】
34分 1−0 中山竜之介(青森山田)
56分 1−1 西丸道人(神村学園)
60分 1−2 福田師王(神村学園)

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