「しっかり話し合ったほうがいい」新庄ハムの新たな火種「抑え問題」が注目を集める「理由」

2023年1月6日(金)12時4分 ココカラネクスト

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 V奪回を目標に掲げる日本ハムで「抑え問題」が注目を集めている。

 事の発端は、昨季は守護神が固定できなかったチームでシーズン終盤に新庄監督肝入りで、伊藤大海投手(25)に「守護神テスト」を敢行したことにあった。今や侍ジャパンのメンバー入りを果たした伊藤はプロ2年目も10勝をマークするなど先発として安定した力を発揮する一方で、パワーピッチャーとして守護神向きとも見られている。

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 しかしオフに入ってから伊藤は先発志願を首脳陣に猛アピール。今後の成り行きに注目が集まっている。

 この日本ハムの抑え問題に関しては球界OBの間からも様々な意見が出ている。日本ハムOBの岩本勉氏は昨年12月22日のフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース2022 年末大反省会SP」の中で日本ハムの抑え問題について言及。

 「本人は先発を志願している」とした上で「でも、現状で『抑えを誰に任せますか?』と聞かれると伊藤しかいない」と話す場面もあった。先発としても十分活躍できるとした上で「今現在で(チーム内で)抑えができるのは伊藤しかいない」と繰り返した。

 ほかにも現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、日本代表コーチも務めた野球評論家の高木豊氏が5日までに更新した自身のYouTubeチャンネルで今シーズンの各球団展望を語る中で、日本ハムの抑え問題について言及。伊藤が抑え拒否の姿勢を示す中で「それは(監督と)腹を割って話すほうがいい」と新庄監督との直接会談を勧める場面も。

 伊藤の心情についても「今の選手は賢い。自分のパフォーマンスを出していきたいから、先発だし、(選手生命を)長くやっていきたいと思っているだろうし」と理解を示す場面もあった。

 また仮に伊藤が守護神起用されたとして、昨季のようなチーム状況であれば、何試合勝ち試合を作れるか分からないだけに、コンスタントに守護神として実績を積み重ねられるかにも本人に不安があるのではないかと推測した。

 いずれにせよ、日本ハムで安定した勝ち星をあげられるのは、開幕投手に指名された左腕、加藤、上沢、伊藤が3本柱には間違いないとした上で、新庄監督にしても「厳しさを出してきている」と選手個々の事情には忖度しないという見方も示した。

 果たして注目ポイントとなっている抑え問題はどのような形で決着するのか。チーム浮上のためには欠かせないピースとあって今後も注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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