「批判は怖がらないでほしい」最下位脱出を目指す中日・立浪和義監督に大物OBが求めることとは!?

2023年1月9日(月)19時0分 ココカラネクスト

 立浪和義監督が率いて2シーズン目となる中日は今オフ、ここまで積極的な動きが目立っている。昨年11月に発表された阿部寿樹、京田陽太のトレード放出のニュースは球界全体に大きな衝撃が走ることとなった。

 昨年までの主力との交換要員として新たに涌井秀章、砂田毅樹の両投手を獲得、さらにアキーノ、アルモンテ等、外国人野手も加入するなど、ここ数年の低迷脱却へ向けチームカラーを大きく塗り替えようとしている中日。加えて、昨シーズン中もその大胆な選手起用、采配が話題となった立浪監督には、今季も様々な視線が集中することが予想される。

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 だが、ある球界OBからは、就任2年目の指揮官のチーム作りに対して、肯定的な内容のコメントも聞こえてきている。

 現役時、大洋や日本ハムでプレーし、引退後はアテネオリンピック日本代表コーチも務めた高木豊氏が、1月6日に配信のYouTubeチャンネル『TAKAGI YUTAKA BASEBALL CHANNEL』の中で中日の今季を展望しており、今オフの動向を振り返るとともに、チームの方向性についても見解を述べている。

 高木氏はここまでの選手の入れ替えが激しいことには「今後、身になってくると思うよ」と評価しており、立浪監督には「今年、やらなかったら危ないよね」と危機感を募らせながらも、「(チームの)スタイルを変えようとしている」と指摘。現在がチームの転換期であると分析しており、その上で「監督が大胆になれるかどうかだよね」として、迷いのない采配が必要であると主張した。

 さらに「監督やってたらね、批判が怖いんだよ。でも、それをやんないと勝てないよ。それをやって初めて(他球団が受ける)恐怖が生まれてくる。立浪監督の耳にも批判が届いているんだろうけど、それを怖がらないでほしいな」とここでも、チームを束ねる立場としての心構えを説いている。

 高木氏は「(シーズン中、立浪監督が)失敗したら、俺も色々言うと思うけど」と苦笑いしながら「改革を成し遂げたり、Aクラスに入ったら(周囲からの見方が)変わるから。自信を持ってやってくれ」と言葉に力を込めた。

 また、話題を呼んだ選手補強などにも「良く動いたね」と称えながら「去年は岡林(勇季)が育ったし、今年は誰が育つんだろうと言う楽しみもある。一歩一歩だけれども、改革に向かっているよ」と2023年シーズンへの期待も口にしている。

 ベテラン、若手、そしてコーチングスタッフも含め、最下位からの逆襲に転じるべく一丸となって挑む新シーズン。高木氏の言葉の通り、立浪監督の手腕と、ドラゴンズナインの躍動に、はやくも大きな期待が寄せられている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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