「楽に勝てたゲームが少なかった」中日・立浪和義監督が語る昨季の反省と“血の入れ替え”断行の意図とは

2023年1月6日(金)18時5分 ココカラネクスト

 中日の立浪和義監督が2軍監督の片岡篤史氏のYouTubeチャンネルに出演し、昨季の振り返りや、今オフの補強について語った。

 動画の冒頭で就任1年目の昨季について、「自分の中で使いたい若手選手もいましたし、成績よりも思い切ってやろうということに関して言えば、結果的に岡林であったり、土田であったり、高橋であったりが何とか形になってきたので、その辺はよかったかなと思います。ただ勝負事は勝たないといけないので、自分自身も含めて反省点が多い1年でした」と話した。

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 昨季は、プロ3年目の岡林勇希が最多安打、ゴールデン・グラブ賞、ベストナインとタイトルを獲得するなど、大ブレークを果たし、2年目の土田龍空も遊撃手として56試合でスタメン出場するなど台頭した。投手では、高橋宏斗が6勝、防御率2・47を記録し、リーグ3位となる134奪三振をマークするなど、飛躍を遂げた。

 若手の台頭が目立った中日だが、一方でチーム成績は最下位。チーム防御率は阪神に次いで3・28と安定した投手陣がいる中で、得点はリーグ最下位の414と攻撃面で苦しんだ。

 立浪監督は「1年トータルして見ても、今ちょっとチーム状況いいな、という状況がなかったです。中盤から楽に勝てたというというゲームが少なかった。チーム打率と言うよりも得点圏打率を何とかしないといけないですね」と話した。

 今オフの中日は積極的な補強の動きを見せ、“血の入れ替え”を断行。ドラフトで4人の内野手を指名すると、トレードでは楽天から涌井秀章投手、DeNAから砂田毅樹投手を獲得。野手では3年ぶりの古巣復帰となるソイロ・アルモンテ外野手やユーティリティープレーヤーのオルランド・カリステ内野手、また2019年にメジャーで19本塁打の成績を残した”大物助っ人”アリスティデス・アキーノ外野手を獲得した。

「ドラフト2位で獲得した村松、6位の田中はチームの雰囲気を変えてくれるような選手です。特に村松は打つ方も非常にセンスがいい」とドラフトで指名した内野手2人について述べ、新外国人については「アキーノは飛ばす力は持っているので、非常に楽しみです。空振りは多いですけど、日本の野球に順応しようとしてくれたら成功するという期待はあります」と、今季の新戦力について話した。

 果たして今季の中日はどんな戦いを見せるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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